調べなおし | Swift Servant for WONDER

調べなおし

De Antro Nympharumのcaput.18を訳そうとしていたら、頭の中がゴッチャになって、調べなおしをしていました。
そのためには、ノートに原文を書き写し、意味を調べて、どの語とどの語が関わりあっているのかを書き込んでいく必要がある、と感じたのです。
今のところ、caput.18の最初から前回取り上げた部分くらいまでが、だいたい調べ終わりました。

参考のために、どんな書き方を私がしているのかをアップしておきます。

書き込んでみると、かなり文の構造としては解りづらいものではないのか、と感じています。
具体的には、~の中にという対格支配の語が一か所しか出てこないのですが、その語が出てくる前から、対格で表された語はその語で指示されたものであるようです。
(3ページ目、記事に意味だけ調べて列挙して、私が混乱してしまったところです)
そして、主格-対格の組み合わせは「主格で表される主語が、対格で表される語の『中へ』」という意味合いで並列的に列挙されているように見えるのです。

私も、ノートにグリグリ書き込んでみて、やっと「そういう構造なのかもしれないな」と思ったのでした。

それにしても。
古典ギリシア語を使っていた人たちは、こんな複雑な文章構造を簡単に理解できていたのかなぁ。