誤算だらけで気が付けば愛人。いや、愛人も立派なビジネスかもよ?その④ | kyon2のブログ

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清太郎「これが契約書、ここにサインして」


麻衣子と、もう一人、見知らぬ女が清太郎の前に座っています。


清太郎が同じ手口でスカウトした遼子でした。


遼子はスナックで働きながら演技のレッスンを受けていました。


AVではなく、本気で女優を目指し、研鑽を積んでいる役者の玉子だったのです。


麻衣子は、不快でした。


清太郎が所属に関する事項をホワイトボードに書き、振り返った瞬間、その視線の先が、常に遼子に注がれている事を、麻衣子は見逃さなかったからです。


遼子は、ゆとりの笑みを浮かべています。それがまた怒りを助長させます。


遼子は、冷静に契約書に目を通します。その時、変な一文に目が止まりました。


麻衣子「えっと、芸能事務所、ストレート フラッシュを、甲?とし、◯◯が乙?、甲が乙に、乙が甲に、@#/&☆♪¥ (・・?)」


難しい漢字、法律的な文章、そんなモノは麻衣子には理解出来ませんでした。


清太郎「普通のバイトの契約書みたいな事しか書いて無いから、大丈夫だよ。^ ^


麻衣子は、何の躊躇いもなくサインしました。


遼子「一度持ち帰って良いですか?家族とも相談したいので」


清太郎「あっ、出来れば、今、サインして欲しいんだけど…」


契約書の中には小さな文字で「成人向である場合も含め出演する」との一文があったのです。


清太郎「ところで、今、何歳なの?」


遼子「20歳です」

麻衣子(勝った!)「私は16歳!」


清太郎「えっ⁉️ 麻衣子16歳なの⁉️風俗店で働いてたよね?18歳じゃないの⁉️!(◎_◎;)」


麻衣子(あれ?展開が読めない)「年齢を偽ってたの


清太郎は誤算していた事に、今、気が付いたのです。


清太郎(チェッ、ガキじゃねーかよ!手間掛けさせやがって、これじゃあ、AVに落とせねーじゃねーか!)

その表情が顔に露呈していました。


その途端、麻衣子が豹変したのです。


麻衣子「あんた❗️アイドルになれるって言ったよね⁉️

だから風俗店を辞めたんだけど。


本当はこの事務所、仕事なんて無いんじゃないの?

壁に貼ってる写真、アレ、他の芸能事務所のHPからのパクりでしょう⁉️

本当はスタッフなんて居ないでしょうが❗️


凄い剣幕です。

元々、気性の激しい性格だった上に、清太郎が自分以外の女にも同じ事をしていた事に気付き、更にそっちに気がある事が許せず、怒りが爆発したのです。


清太郎「い、いやいや、そ、そんな事ないよ。ちょっと待ってて」


根が小心者の清太郎は、逃げる様にして部屋から出ました。


ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


ストレートフラッシュは、本業はAV女優の発掘が目的でしたが、表向きは普通の顔も持っていました。


数名の所属者も抱え、アリバイ程度の仕事は流れていたのです。


清太郎(何か餌を与えておかないと、ヤバイかも)

PCをスクロールして案件を探します。


清太郎(うん?「ミス半魚人コンテスト」?おお!これ良いじゃん!」


ʕ̫͡ʕ̫͡ʔ̫͡ʔ̫͡


清太郎「早速なんだけど、オーディションの案件が来てる。


二人ともエントリーしたいんだけど、締め切りが3日後なんだよね~、


麻衣子は未成年だから親の同意書が要るんだよね。それまでに親のサイン貰えるかな?」


麻衣子(ミス半魚人?こんな感じかな?)


3日後

麻衣子は、自分自身で署名捺印した同意書を持って現れました。


麻衣子(あの女には負けたく無い!あの女を清太郎に近付けたく無い!)


麻衣子は、アイドルになる事など、どうでも良かったのです。


ただ清太郎を独り占めにしたかったのです。



つづく。