2月は試したい事が多い | ザックの『押してもダメなら弾いてみな!』

あっという間に2月終了。

この月も2回レッスンを受けてみた。

引き続きでシュラディックからは3と4の指の分離練習。

せーの、で解放の状態から4指全てを置くと、4の音が合うと3の音が高くなり、3の音を合わせると4の音が低くなると、つまり基本的に3,4間の指の開き具合が足りてないという状況が続いていた。

指の間隔を広げるためには小指を外側に引っ張る筋力が必要だ。

そして、4の音がいささか弱いとの指摘もあり。それもまたしっかり指を踏ん張る必要があるんだそうで。

「これ出来ますか?(^~^)」

と先生が構えて見せてくれたのが、小指で弦を叩き付ける動作。

叩くたびにペンペンと弦が鳴る。

では、と真似して小指で弦を叩き付けてみるがペタペタと指が指板に当たる音がするだけで弦は全く鳴らない。

「結構力いるんですね。これぐらいができるように。(・∀・)」


おう、と気を取り直しフルパワーで小指を動かす!

が、気合とは裏腹に思うほどには力が入らない。

そりゃ小指を瞬間的に叩き付ける動作なんて普段の生活では縁の無い話だし。

だが、それを容易くこなさねばならぬバイオリン。恐ろしい楽器だ。


懲りずにベシベシと叩き続ける。集中しすぎて思わずンゲッ!と呻き声も漏れたりもしながらどうにかこうにかペンペンと鳴ってきた気がした。


「そうそう、そんな感じ(^∇^)。その調子で今度は普通に弾いてみてください。」


~♪


「音が良くなったでしょ。(^~^)」


「 ? (・∀・)」


「・・・(^ω^;)」


あ、何か良くなった気がしないでもない。うん。


その他、小指を伸ばす音階練習を中心に行う。

慣れとは恐ろしいもので確かに指を広げられるようになってきた。変化が実感できるようになるとまた練習のやり甲斐が出てくるというものだ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


フリマリーからは引き続きのポジション移動しながらの音階練習。

もはやこの課題をいつから開始したのか記憶が定かではない。

さすがにそれだけ練習してきたら詰まる箇所も減りだいぶ演奏も安定してきた。

が、指摘は尽きない。

6thポジションに移動してからのアルペジオの音程だ。正直これまで何となく勢いで弾いていたので指摘はごもっともである。

なんせここまでポジションが上がると、共鳴するはずの音も共鳴してるんだかしてないんだか判断が難しいから音が合っているかの確認もまた難しい。練習の仕方としてはオクターブしたの同じ音階を弾いて音程を確かめる方法があるが、いよいよ音感を頼りする必要が出てきてしまった。

これから更にタフな世界に入っていく予感だ( ̄Д ̄;;。


ホーマン2巻では、こちらも引き続きベートーベンのメヌエット。

結構な難所がある。

後半のスピッカートメインの箇所で、スラーをしながら4連続スピッカートの指示がある所だ。

スラーしながらという事で弓を結構使わねばならないが、弓の中ほどではスピッカートの制御が難しい。なかなか跳ねないし、跳ねたら跳ねたで跳ねすぎてしまう。

そこで、

「こんなんもありますよ(・∀・)」

と教えてもらったのが、弓元で跳ねつつ手首の回転を使い円を描くように元の位置に戻ってきて再度跳ねるというもの。

これが使えたらはっきり言って何回でもスピッカートが出来るというお得なテクニックだ。

やってみると手首が固くなかなか上手くできない。

が!何よりもこれはどうしようもう無くなった時のやむを得ずの対応策なのであまり積極的に使うべきのものではないので、とりあえず正攻法の練習である。


そして、継続して取り組んでいるのが弓のブルブル克服である。

前回の日記で妄想した結果、

『弓がブレるのは上下方向へ力が働いているためである。そもそも弦を振動させるための摩擦力を確保するために圧を加えるわけで、その弦が静止しようとする抵抗と相殺するのに圧力を全て使いきり丁度弦の抵抗と弓圧がつり合えば見かけ上、上下方向への余分な力の成分はなくなりブレブレは収まる!多分!』

という考えに至った。

そこで、無闇に圧を加えるのではなく弦の抵抗とつり合う事を意識して練習を開始したわけだが早速問題を感じてしまっていた。


弦の抵抗とつり合う状態こそを良しとするなら、恐らくつり合いの状態を壊してしまうであろう弓圧の加減で音の大小をコントロールするという行動は良くない事となってしまうのか?Oo。。( ̄¬ ̄*)
てな具合である。


しかし弓圧を加減する事は先生からも教わってる事だからおかしい事は無いはずなんだがなあ・・・

と頭を悩ませていたところ、今月は妄想がちょっと冴えていたせいか、あ!Σ(゚д゚)と考えの補強を思いついた。


そこで、弓を弾く際の駒からの距離が大きな意味を持ってくるのではなかろうか?!


例えば駒に近いほど弦の抵抗は大きくなる。なら、それにつり合おうとするなら弓圧も当然大きくしなければならない。

言い換えると、弓圧を大きくかけるなら駒寄りで弾くと弦の抵抗と良い感じつり合う。と言えるのではないだろうか。

お、駒からの距離という要素を加えたら弦の抵抗と弓圧をつり合わせる事と弓圧の加減で音の大小を調節する事の二つがけんかせずに成り立ちそうだ(・∀・)。


まあ、この考えが合っているという根拠は全くないんですがね。ヘ(゚∀゚*)ノ

でも、レッスン中に自信の無い箇所を練習しているとよく先生から

「弓が駒から離れていってますよf^_^;」

と指摘されるのだが、これまではそういう箇所は譜面台の方へ意識を集中するあまり背中が丸くなり自然と肩から腕にかけても前方へ移動してたせいで弓もつられて前方へずれていってたのかなと自分なりに考えていた。

しかし上記の考えを踏まえると、自信の無い箇所で委縮して弓圧が落ちてしまうと無意識の内に弓圧が落ちても弦の抵抗とつり合えるように指板側へ逃げていってたのではないかと考える事もできる。


ならばこれからちょっと試していきたいのは、まず駒からの距離による弦の抵抗の大きさの変化を感じる事。それが感じ取れるようになれば駒からどのあたりの位置でボウイングしているのか目視しなくてもわかるようになると思う。

駒から弓が逃げていくのも感じられるんではないだろうか。(;^_^A



生兵法は大怪我のもと、とは言うもののついつい自分なりにアレしてみようかコレしてみようかと考えてしまう。

これもゲーマーのサガというやつだろうか。


早速練習を開始してみるか:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



→ to be continued!!