本さえ読めれば、日本中どこでも生活できるさ -17ページ目
霧舎 巧
マリオネット園(ランド)―“あかずの扉”研究会首吊塔へ

だれかがだれかを操っている。

犯人の協力者と犯人は誰だ。


そういう所を楽しむミステリなのでしょうけど、基本的に、犯人は誰だろう、などと思いながら読んでないので、そこんところよろしく。


ミステリの楽しみ方は人それぞれだろう。


まあ、密室トリックが分かった時なんかは結構うれしいような、さびしいような感じになる。


でも、論理立てて考えないから、こういう方法を使えばこの状況だと密室が作れるなぁ、などとは思うが、それが本当に可能かまでは特に検証しようとは思わない訳で。



この話だと、こういう時にこうしていたら、こいつは犯人になれるなぁ。

などと思いながら読んでいて、一部はずれて一部当たってたりする訳で。


基本的には作者の手のひらの上で転がされながら読むのが楽しいのよ。ミステリって。


この本の感想はなにも言っていないような気はするが、まあよしの方向で。

ff10


ゲームとしておもしろかった事はもちろんなわけだけど。


物語が素敵だった。


未だに、ラスボス戦に入る前のティーダのセリフは涙なしでは聞けない。




世界観が圧倒的に完成されている。

無駄な要素がまったくなく、すべてがつながっている。


物語としての完成度が異常なまでのレベルに達している。

本当にこれはゲームかと思いながらプレイしていた。


ここまでストーリーに引き込まれたゲームは幻想水滸伝以来だ。


クリアした今となっては、ストーリーだけ見たいと思う。



オープニングがまずすごい。

普通ゲームのオープニングなんて、その世界がどうなっているか、なんて事を語ってくれるだろうに、このゲームに至っては、その辺は謎のままオープニングが進行していく。


そして、オープニングの存在そのものが謎となって提出され、ストーリーは進行していく。


オープニングに引き込まれ、頂点に達した瞬間に本編に入り、一体あれはなんだったんだ?

という意識を片隅に感じながらゲームをすすめる。


ゲームのシステムに慣れ、オープニングの事など忘れかけた頃、少しずつ謎が解き明かされていく。

無論、その間も新たな謎が次々と提出されていくので、物語に飽きる事がない。




実に、素晴らしい作品であると思う。

Studio BentStuff
ファイナルファンタジーX アルティマニアΩ
ファイナルファンタジー大全集 VOL.1 上巻
霧舎 巧
ラグナロク洞―「あかずの扉」研究会 影郎沼へ

良い。

俺みたいなライトノベルも読むミステリ好きにはこのシリーズはたまらない。


全体の2パーセントくらいラブコメが入ってたりするし。


それに一応大学のサークル活動だし。俺は大学ではサークルとはまったく縁がなかった。と、いうか縁をつくろうとしなかった、というかんじだ。


特に理由はない。なんとなく、そういう集まりが嫌だったってだけ。


あこがれはあったんだけどなぁ。



まあ、そんな事はおいておいて。


最初が館モノ、次が孤島モノ、

そして、今回のあかずの扉研究会は、嵐の山荘モノ。


むぅ。王道だな。ミステリ好きならこういうシチュエーションの話は結構見たよね。

金田一少年ですら、でてくるものね。


でも、普通容疑者が限定された空間で人殺しなんかしないよなぁ。

っていうのも、こういう話では語られるところ。


この話ではそういう点もクリアしている。

本格の、本格たるゆえんはそこにあるわけで。


あくまでも論理的に。推理の根拠は明確に、だね。

霧舎 巧
カレイドスコープ島―《あかずの扉》研究会竹取島へ

開かずの扉研究会の第2弾。

前回が館もので、今回は孤島もの。

王道だなぁ。


つっても、俺は獄門島 すら読んでいないので王道のなんたるかを語る資格はないのだけれど。


ま、そんな事はおいておいて。


どうも俺はごどうさとるより、鳴海ゆういちろうのほうが好きなようだ。


あまりにも現実離れしすぎているから、と言えるかもしれない。


俺はミステリ小説が好きだが、ミステリマニアという訳ではない。

謎解きに主眼を置いているわけではなく、読んで面白いかどうかが一番重要だったりする。


要するに、エンターテイメントなんだから、面白ければ、どんなトリックを使ってくれようとかまいはしない訳で。


ま、あまりに現実離れしすぎると興ざめするけど。物理的にあり得ない、とかの場合をのぞけばだいたい大丈夫。


物理的にあり得ないのも、あり得ない事がおきると仮定し、その上で語るのなら、それはそれでおもしろい。西澤 保彦の七回死んだ男 なんて、まんまそんな話だし。高畑 京一郎のタイム・リープ もそういう話だ。

物語の中で破綻せず、なお面白ければ、いいじゃんよ。

小説なんだしね。

 
 


ドッペルゲンガー宮


これぞ、新本格!


と言いたくなるほど、推理小説している話である。


細かいミスはあるような気がするが、ま、そんなあら探ししてもしょうがない。

純粋にエンターテイメントとして楽しんだらいいのさ。


これは、かなりおもしろい作品です。

どこが、というと、名探偵がでてくる所。


だなぁ、やっぱり。


そういうこてこてのが好きなの。

現実にありえる訳ねぇだろ!

っていうのがいいんだよ。

霧舎 巧
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ


博士の愛した数式


映画が面白そうだったので、原作を読んで見ました。


博士の記憶は80分しかもたない。


毎日訪れる家政婦さんも次の日には初対面となる。



そんな数学博士の所に通う家政婦とその息子。


会話の途上にのぼる、膨大な量の数学の知識。数字の美しさ。数学の意味。


難解な中にも、理解のできる問題がでてきたりもするし、理系というものに、あこがれを抱く自分にとっては、素敵な物語だった。


オイラーの公式が出てきたときには思わずにやりと笑ってしまった。

数学を題材にするのなら、必ずでてくるだろうな、と最初に思ったのが、

オイラーの公式とフェルマーの定理。


両方出てきたので、なんだかうれしかった。


博士の出した宿題。

1から10までの自然数を足したらいくつになる?

これを1から100万になっても答えれるような、解き方を考えろ。


知識として知っていたのもあるけど、これが出来たときはちょっとうれしかった。





文学作品である以上、物語を深く読み解きたい人向けの話だろうと思う。

博士の愛した数式
小川 洋子

家を売りたいと思っていた主人公・福田智則のもとに映画監督の油谷が現れる。撮影中の怪獣映画「ガルル対メカガルシャ」の劇中で破壊される家のモデルとして福田の家を使いたいというのだ。福田は快く引き受けたのだが怪獣映画が好きで怪獣に壊される家に住みたかったという湯浅小雨と、「ガルル対メカガルシャ」に出演するため、この家に住んで役作りをしたいという女優の金子由希が押しかけてきて同居することになってしまう。

怪獣の家

あらすじとしてはこんな感じ。女優の由希って子は主人公の妹の同級生で、その妹はすでに他界していて、けんかしたまま二度と会えなくなってしまった事がずっと心に残っている。


家族との思い出のない家に一人暮らす主人公。笑った妹の顔を思い出せず、苦悩する。


「ガルル対メカガルシャ」。怪獣映画でありながら、家族とのキズナも深く描いたこの作品は、主人公の心を深く揺さぶる。映画の中での由希のセリフがかつて妹に言われたせりふと重なる。



家族を一度に失ったその悲しみや悔しさ、というのが、「赤ちゃんと僕」の晴美パパを彷彿とさせ、人と接すると言うことをちょっと考えさせられる。


星里もちるの作品はすごく久しぶりに読んだけど、やっぱこの人、好きだな。

星里 もちる
怪獣の家 1 (1)
星里 もちる
怪獣の家 2 (2)

ぽ庵

ぽあ~んと至福の一夜をお過ごしあれ。サカナとミキの飲み処「ぽ庵」。

恋に仕事に疲れた女を癒すのは、おいしい料理とうまい酒、そして美人姉妹…!?天才料理人・サカナと看板娘・ミキのコンビが腕によりをかけて、あなたの心を「ぽあ~ん」とさせます。女の子の味方・ぽ庵は、今宵も大盛況!

著者:なかはら・ももた
著者: イタバシマサヒロ


とか、まあ、引用したりしたけど。

なかなかなマンガだと思った。

酒好きな人間には酒の豆知識とかは嬉しいし、色々なアイデア料理満載なので、ちょっと自分でつくってみようかな、って思ったりもする。

良い雰囲気の居酒屋ってあったらいいなっていつも思うんだけど、それを探そうとはできなくて、一人で酒を飲みに行ったりとかもできない小心者だったりするので、こういう店が家の近くにあればいいなって心底思う。


占星術


島田さんの作品にはこれで入りました。


実は金田一少年をよんであったのに、トリックに気づきませんでした。

いやいや、すっかり忘れていました。


しかし、あんなメジャー誌で引用されるくらい、この作品はすごいと言うことでしょうね。



この本をよめば、御手洗潔のファンになるでしょう。

なんか、もう、なんだそりゃ!みたいな話です。

島田 荘司
占星術殺人事件
島田 荘司, ロス・マッケンジー, シカ・マッケンジー
占星術殺人事件―The Tokyo zodiac murders