1月に観た映画はこんなんである。

 TSUTAYADISCASの会費も払っているというのに。


「HERO」


木村拓哉主演の検事モノである。

しかも、お正月にテレビで観た。

私は、木村拓哉のファンではないが、「HERO」については、実はテレビでドラマとして放送されていた当時から意外と見ていた。

内容の98%くらいはあり得ない設定なのだが、「基本をはずしていない」というところが感じられるからだ。

映画版では、被害者(婚約者を殺された女性という設定であった)に寄り添う検察官の役割というものが表現されていた。当然のことながら、法治国家にあっては、「仇討ち」のような私的制裁などは認められていない。法の下で犯罪者を裁くということが前提である。検察官は、そういう意味で、被害者の代弁者であり、被害者に代わり犯罪者を起訴するという役割も担っている。そういう部分を映画では丁寧に描いていたように思う。

この映画版に先立ち、テレビではドラマのスペシャル版もやっていた。こちらの方もなかなか面白かった。やはり99%くらいはあり得ない設定であるが、キムタクがいい台詞をいう。「日本の法律は、検察庁ではなくて、検察官個人に、起訴するか、しないかの権限を与えているんですよ。これは結構すごいことなんです。だから、検察官は真実がどういうものであるかを納得いくまで確かめなければならない。」私はこれと同じようなことを大学1年生の「裁判法」という講義で聞いた。「庁」ではなくて、「検察官」個人が1つの機関であり、起訴不起訴の判断をする(これを「起訴便宜主義」という。)ということは、他の国家機関の中ではなかなか見られないことだ。もちろん、そうはいっても、組織としてチェックする機能はあるので、建前とは違う運用がなされているということはある(上司の決裁が必要といったような)。検察官たるもの、そういう大きな権限を与えられているということを常に意識しながら職務を遂行せよ、というメッセージが発せられているものと思う。

検察官に見ていただきたい映画・ドラマである。


「ゲロッパ」


映画館で観なくて本当に良かった、としみじみ思った映画であった。

どんな映画であっても、映画館で観れば1800円を支払わなければならないのである。

訳あって、友人から勧められて観たのであるが・・・。

しかし、岸部一徳と藤山直美は、本当に良かった。藤山直美は関西の方々にはなじみがあるのかも知れないが、関東人の私はこれまであまり接する機会がなかったのに、一気にファンになってしまった。岸部一徳は、以前からちょっと気になる俳優であった。キンチョーのCMに見られるようにクセのある役柄がとても似合う。これからも目が離せない。



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