絹貼り用絹の染色準備 | ソアリングの魅力

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関東の友人に送る Miss Penny なのですが、Penny はこれまでフィルム貼り仕様で作っていました。

 

過去に絹の試し貼りをして、胴体はうまくいっています。

 

機体の色どうするって聞いたらクリアのまま貼ったのがいいという返事。

 

う~~~~ん、それは粗が目立つから・・・と何色がいいか聞いてみました。

 

レモンイエローのように淡い黄色がいいとのご希望。

 

現在では機体に貼る絹を供給してくれるところもなくなり、入手に困る状態。

 

ましてや色の選択肢などあろうはずがありません。

 

昔は上手な方はかなり薄くした塗料を何度も塗ってきれいな色を出していましたが、かなりハードルが高いのです。

 

仕方なく自分で染色にトライすることに。

 

で、手芸用品を扱っているお店に行って染料などを仕入れ、ホームセンターと100円ショップで染色に使用する器具類を買ってきました。

 

 

 

いろいろと調べてみて、絹のような動物由来の繊維の染色は酸性で行うこと、30分は煮沸状態で染色することなどいろいろと条件があるようです。

 

染料の使用する量によって色の濃淡が変わるそうで色合いにこだわるのであれば実際にやってみてみるしかないとのこと。

 

酸性には酢を使用するようです。

 

幸いなことにゼニゴケ退治用に氷酢酸を買ってありますのでそれを使うことにして、小片を染めてみて色合いを確かめてから染めてみます。

 

それにしても絹が薄くて重量が少ないため、染料の量を計るのが大変。

 

染める布地の重さの0.3%~5%くらいだそうですので電子天秤がいるようです。

 

使用する絹は4匁/㎡ですから2㎡染めるとしても

 

3.5×4×2=28g

 

その1%として0.28gの染料・・・・・

 

やっぱり電子天秤が必要です。

 

ラジコンってなんでこんなに多方面の知識と技術がいるんですかね。

 

まさか染色までやるとは思ってもみませんでした。

 

まぁ~おかげでいろんなことができるようにはなりましたが。

 

それと絹貼りに使う塗料ですが、ドープは入手が面倒なので、ラッカーで貼ろうと思います。

 

使用するラッカーはニトロセルロースラッカー。

 

今ではアクリルラッカーが主流ですので、これもネットで探して取り寄せました。

 

どうも貼った後の絹の張り具合に関係するようです。

 

これもネットで調べてみたのですが、本来プランク材のように絹の下地になる部分がない場合は翼紙のような紙を下地として貼ってから絹を貼るのだそうです。

 

でも余計な重量が増えますので、できれば絹だけでやってみたいと思っています。

 

絹自体が高価な材料なのであまり失敗はできませんが。