Greatchain

2020/05/06

 

芥川龍之介の小説『河童』は、人間が河童の文明社会に落ち込んで帰れなくなり、そこで生活を始める話だが、そこに河童社会のあるポスターが出てくる。印象の強い場面なので覚えておられる方も多いだろう:——

 

  「遺伝的義勇軍を募る

  健全なる男女の河童よ

  悪遺伝を撲滅するために

  不健全なる男女の河童と結婚せよ」

 

これはこの作者一流の皮肉であるが、いったい笑っていいのか悪いのか、現在に至るまで戸惑わせる呼びかけである。現在でも――つまりコロナウィルスの蔓延する現在でも、これはありうる。ある人がこう言ったとしよう——「思い切った人口削減にご協力願えませんでしょうか。いえ、優秀な方々にはご迷惑をかけません、ご安心ください。管理には、我々権威者が責任をもちます。(昨年11月に「せん妄」で頭のおかしかったご高齢の○○さんも、我々は殺す予定だったのです。まあ失敗はしましたが、我々の方針は間違っていないはずです)」…この河童のポスターはこう言われているのと同じである。これはふざけているのか、真面目なのかさえ区別がつかない。実は我々は、このような、ダーウィン進化論を根源とする「優生学」eugenicsの支配を受けて、芥川の時代 (この作品も自殺も1927) からヒトラーを超えて、現時点のビル・ゲイツに至るまで、延々と――あるいは悶々と――生きている。これは「義勇軍」と言われるだけの、自己犠牲的で奨励すべきことなのか、それとも悪魔的な計略なのか? 

 

「優生学」とは、「気象工学」のように「優生工学」か「優生思想」と呼ぶべきものだが、これは遺伝を利用して人類を大改造しようとする計画のことで、人口削減と差別は最初から織り込まれている。この運動は、ヒトラーより前からアメリカに盛んだったが、ヒトラーの大実験によるショックで、しばらく音沙汰がなかった。しかし21世紀になって再び勢いを盛り返したと言われる。芥川龍之介はこの作品で、時代を反映して、「遺伝」という言葉は神経質に何度も使っている(優生学の語は出てこない)。その他には、「家族主義」とか「物質主義」とか、当時の左翼思想を反映する言葉が多い。それがいずれも居心地悪そうに使われている。また「究極の価値」とか「神」にもこだわっている。

 

この『河童』という作品は、出だしはきびきびして、いつもの芥川を予想させるが、やがて憂鬱な思想をあれこれ論ずる、長ったらしい小説に変わっていく。時代的な閉塞感というべきものが、あたりを覆っているように感じられる。これは実は、現代の我々の時代にまで持ち越されている。彼が服毒自殺したのは、この重苦しい、ふさがれた、同時に馬鹿々々しく軽い、時代の雰囲気に抵抗するためだったのではないだろうか。具体的には「こんな時代に、左翼に〈良心〉だなどと言って責められて、生きていたくない」と言いたかかったかもしれない。これは実は、長い間、我々の共通の感覚であった。

 

この「左翼」は、もっと深く捉えるなら「ダーウィン」である。後者がより頑強で、たちの悪いものであることは、我々のメディアを観察すればわかる。ダーウィンが勢力を張って、我々の左翼の牢獄を支配している。我々を支配する大きな「ウソ」も、芥川は鋭く感じている――「あの演説はもちろん嘘です。が、嘘ということならだれでも知っていますから、畢竟(ひっきょう)正直と変わらないでしょう」などと河童に言わせている。

 

どうしても越えられない時代の壁というものはあるだろう。そして、それにぶつかって自殺することもありうると思う。しかし作家の自殺ということを、ここしばらく聞かなくなったのはなぜだろうか? それは、我々が少しずつ目覚め始めたからではないだろうか? これはインターネットのおかげと考えられる。おそらく、インターネットの時代に作家は自殺しない?? 少なくともこれまでのように、騙されなくなった。

 

その代わりに、メディアの狡猾さや鉄面皮や自暴自棄は、これまでに前例のないものとなった。騙される人々は相変わらず騙されている。しかし彼らは今、一人ひとりが辞職すべきか否かを考えているはずである。世の中が良心と誠実さを取り戻したとき、我々は初めて、息をつくことができる。芥川は初めて自殺をやめるだろう。我々は気象操作のない「五月晴れ」の空を、初めて取り戻すであろう。

 

世界的な気象操作の、犯罪的実態を知っていながら、知らないかのように、命令されるままに働いている、ジャーナリスト、科学者、作業員などは、すべて犯罪者である。連日、警告を発している気象科学者Dane Wigington(ウィギントン)は、きょうもこのように書いている:――

 

  「それは空中に漂っていることを認識すべきである。

 

  一日が過ぎるごとに、我々の集合的現実はさらに深く、いまだ地図のない領域へと押しやられつつある。現在のパンデミックの本当の起源が、その背後のアジェンダや物事のいくつかと同じように、明るみに出つつある。我々が前から知っていたパラダイムは、すべてなくなった。我々はここからどこへ行くのか? Global Alert Newsの最新版がここにある。(ビデオ)

 

  多くの人々が、我々の政府のふるまいに目覚めつつある。しかし我々はすでにゲームに遅れてしまった。あらゆる人が、やってきつつあるものに人々を目覚めさせる、決定的な戦争を要求されている。一日一日が貴重である。信用できるソースから、信用できるデータを入手してください。あなたの声を聞かせてください。覚醒を起こさせる努力は、あなた自身の家庭やコンピューターから実現が可能です。」

 

こういう真剣な、文字通り命がけの警告者の呼びかけに対し、メディアはどういう態度を取っているか? それは完全な裏切りであり、無関心というよりむしろ敵意を示している。要するに滅びの道を選んでいる。それが我々の生きている世界の現状である。

 

その最近の、最も驚くべき例は、ビル・ゲイツに対する評価だと思われる。ビル・ゲイツ氏は、つい先日、春の文化功労者叙勲の日に、ワクチン普及の功労者として、ある新聞から表彰された。しかし彼が一般に、どのような評価を受けているかを、ご覧いただきたい。これは「一般」ではないという人があるかもしれない。しかし、「特殊」でもないことは保証できる。SOTN (State of the Nation) の彼に対する非常に詳しい評価(4/23)を紹介する:――

 

  ビル・ゲイツ:社会への脅威――人類(人道)に対する犯罪として逮捕され、起訴されるべき人物

     

「万人の〈ビッグブラザー〉として引き出されるべき、獣のしるしMark of the Beastを持つ者:

 

  「億万長者ビル・ゲイツは、コンピューター・ウィルスのために裏口を作ることから始め・・・コロナウィルスのために裏口を作った――

 

  「創設者にして前マイクロソフト会長、最高経営責任者、社長および主任ソフトウェア建設者ビル・ゲイツは、ウィンドウズ(とMS-DOS)の作製、最初のsecurity hole-filled operating systemの監督者として、責任があった。これは意図的に、非常に多くのコンピューター・ウィルスが、この惑星のあらゆるPCに入ってくることを許すものだった。

 

    「ビル・ゲイツが、なぜ、コンピューター・ウィルスに対する裏口を持った、稼働するシステムの製作から、人体を、コロナウィルスに対して弱体化させるワクチンへと、鞍替えしたのかがここでわかる。」

    http://stateofthenation.co/?p=12064

 

訳者:このSOTN論文は9ページもあり、高度で難解だが、事情を知り尽くした人の解説であることは、上の数行からでも推測できるであろう。

 

 

                                                 ——以上

PDF: http://www.dcsociety.org/2012/info2012/200507.pdf