サルのガイ・フォークス(アノニマスの仮面)は何を意味するか?

 

 

【訳者注】「科学の反乱」シリーズとは、ID理論発祥の地であるDiscovery Instituteで作られた、科学が唯物論・無神論を当然の立場としていることを疑問として、科学者にも一般人にも、その是非を問いかける企画で、10本のビデオからなるようだ。これと内容的に全く同じことを、私は最近、「私の祖先はサルだ」と言ったNHKの「チコちゃん」を用いた2つの記事で、問いかけたところだったので、驚いてこれを翻訳した。この「サルのガイ・フォークス」が、「サルだったころのチコちゃん」によく似ていることも、驚きだった。すなわち、このビデオにあるように、人間が単にサルの延長だという迷妄を破って(仮面を脱いで)、あるべき科学の立場に立とうという、同じ呼びかけだった。

これは迷妄とは言うが、そして本当に迷妄である場合もあるが、その多くは、我々を支配する者たちを「怖れている」のだという指摘も同じである。つまりこの仮面は、「ビッグ・ブラザー」の寵愛を失わないための手段である。現在の問題の深刻さの感覚が、彼我に共通することはうれしいことだった。このビデオには、リチャード・ドーキンズなどの唯物・機械論者なども出てきて、視聴者に比較させ、自ら判断させようとしている。

 

 

David Klinghofferhttps://twitter.com/@d_klinghoffer)

June 28, 2019

 

https://evolutionnews.org/wp-content/uploads/2019/06/Science-Uprising-mask.jpg

 

唯物-無神論者のシカゴ大学の生物学者Jerry Coyneが、新しい “Science Uprising” に向って熱弁を振るっている(https://whyevolutionistrue.wordpress.com/2019/06/27/discovery-institute-puts-out-video-purporting-to-refute-materialiam-and-atheism/)。これに反論するほどのものは、ほとんどない。彼は「イントロダクション1」

https://youtu.be/Fv3c7DWuqpM)だけは見たようだ。しかしそれ以上は見ていない。このやり方がその典型だ。コインは、Michael Egnorが、「科学にとって唯物論/無神論が本当のところ、なぜ破局的なのかを説明していない」と嘆いている。まあ、これについては、「エピソード2」とその先をご覧いただきたい。

 

コメント欄の彼の投稿を下まで見ていくと、ある読者が「この醜い、サルの鼻をしたガイ・フォークスの仮面は何だ?」と言っている。これは答えるのに値するだろう。他にも同じ疑問を呈している人たちがいる。この仮面は、2005年の映画V for Vendetta のガイ・フォークスから来たもので、歴史的な英国の反逆者ガイ・フォークスにあやかったものである。それと、漫画家のデイヴィド・ロイドの言葉に従ったもので、彼は「ガイは民衆の文化のイコンとなり、暴政に抗議するのに使われるブランドとして、プラカードに使われるようになった」と言っている。これがサルであるのはもちろん、人間を賢いサル以上のものと見ない、進化論の主張を、言い表したものである。

 

頑迷と不寛容

「暴政」とはここで強すぎる言葉だろうか? いやそんなことはない。仮面のナレーターが「エピソード1」で、無神論者サム・ハリスの「自己とは幻想だ」という言葉を追って説明しているように、「幻想でないのは、科学者共同体の、インテリジェント・デザインを支持する言論に対する頑迷と不寛容である。」科学の世界で、この頑迷と不寛容の犠牲になった人々の中には、Eric Hedin (https://freescience.today/story/eric-hedin/ )がいる。彼は、ボール州立大学の物理学者だったが、コイン自身に狙われて、「宗教からの自由財団」の彼の友人たちの援助によって、見事に犠牲にされた学者である。

 

語り手は続けて言っている――「唯物論を疑問とするどんな見解でも処罰される。多くの科学者が仮面をかぶっているのは、この唯物論者のドグマのせいである。しかし中には、「証拠の導くところ」について、あけすけに話す科学者たちもいる。エグノー博士もその一人である。                             

 

このシリーズは我々——一般大衆と科学者――に、我々自身の仮面を脱ぐことを求めている。もちろんこれは、言うは易く行うのは難しい。それは、科学者が唯物論に挑戦する見解を発表するようなことがあれば、職を追われる可能性があるからである。これが大学で唯物論者たちが、ダーウィン進化論などについて、滑稽な「コンセンサス」を維持しているカラクリである。

 

恐れ——彼らの最上の道具

基本的な真実で、ダーウィニストが認めるのを私が聞いたことがないこと――それは彼らが彼らの側で仕事をしながら、実は恐れをもつことである。それは彼らの道具箱の中で、最上の道具である。ストーニー・ブルック大学の神経科学者エグノーや、物理学者Frank TiplerBijan Nematiなどは幸運だった。彼らは仮面を脱いで、Science Uprisingの最新の「エピソード4」で話している。https://youtu.be/WR51OrawqIg これは、宇宙のファイン・チューニングを論ずるもので、宇宙学者Lawrence Kraussのような人々に対し、それは強力な挑戦を突き付けている。彼は「我々の宇宙には、目的やデザインの何の証拠もない」と言っているからだ。

 

コインは、投稿記事「なぜ進化は真実か?」の中で、反対者を思い切って侮辱している。我々は「迷信深いヤフー(人間の姿をした獣)」「騙されやすい愚か者」「臆病者」だ、よく覚えておけ、と言っている。実際に、コインのように、検閲やいじめをやるコインのような立場にあればカネはあるだろう。確かに、あなたの職業が期待し報酬を与える見解を、ほめそやし、反対する科学者には恐怖を投げかけることは、大変な勇気のいることだ。クラウスとコイン、何という英雄のご両人よ。

 

コイン自身の、人間の自我についての、粗野だが大きな影響をもつ見解は、「肉でできたロボット」というものだが、これが「エピソード2」で挑戦を受けている。

https://youtu.be/rQo6SWjwQIk しかし予言するが、彼はそこまでは読むことはない。更に大きな自信をもって予言すると、彼は「エピソード4」についてどう考えるか言わないだろう。

 

https://youtu.be/WR51OrawqIg

(Fine Tuning: You Don’t Suck (Science Uprising 04))

 

PDF:  http://www.dcsociety.org/2012/info2012/190704.pdf