【訳者注】これはジョン・マケインの死後に書かれたものでなく、半年以上前の2月に書かれていることに留意されたい。マケインとは、人間らしさを持たず、冷酷で、ずる賢く特権を利用する、利己的な、金持ちのドラ息子のような人物であることがよくわかる。これは彼の属性であると同時に、彼を受け入れ、彼を英雄化する、アメリカ深層国家そのものの属性でもある。彼はMcCainすなわち「カインの息子」として、あるいはサタンの分身として、我々に教訓を残し、その役割を果たして死んだ。SOTNの前記事にあったように、聖書のカインは、ほとんど無意味な動機(恣意、感情)によって兄弟を殺した。マケインも、またマケインを功労者とするアメリカ深層国家も、無意味な殺戮と破壊を、さも重大なことのように繰り返している。この記事の項目9(マケインの海軍アカデミーでのスピーチ)に、特にそれが現れている。アメリカの思い上がり思想である「アメリカ例外主義」や、「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」(地球上にアメリカを超える武力をもつ国を許さない)を、マケインは忠実に教えている。この神にとって代わる、愚かきわまる思い上がりが、必ず滅びることは、いま誰の目にも明らかになった。マケインの死はただの死ではない。

 

 

SOTN

February 5, 2018

 

何年間も、ジョン・マケインは、彼のベトナムでの捕虜の体験と老兵の地位を、政治的な出世のために利用し、彼自身を “ベトナム戦争英雄” として、何十年も描いてきた。アメリカの “戦争英雄” としての彼の名声は、彼に米合衆国上院議員になる機会を与え、そこでの彼の外面は、普通なら経歴を棒に振ってしまうようなスキャンダルを、うまく隠すことを可能にした。しかし、マケインにとって不幸なことは、彼の過去の押し入れから、今12の忌まわしい骸骨が現れてきて、アメリカ史でも最も悪辣な政治家としての地位を、固めつつあることであり、一方、彼の死に間に合うように、“公僕”としての彼の“英雄的生涯”に対する、胸の悪くなる賛辞が用意されている。

 

1.ジョン・マケインは、1967年、フォレスタル級航空母艦に乗っていた134名の仲間の水兵を殺した

 

ジョン・マケインは、1958年に米海軍アカデミーを卒業し、彼はそこで海軍航空兵少尉に任命された。彼の海軍での経歴は最初から悲惨なもので、彼はそこで2機の海軍ジェット機を潰したほかに、卒業直後には、死亡寸前の事故に巻き込まれた。しかし、彼の父と祖父が共に4つ星の提督だったので、マケインは特別扱いを受け、途方もないパイロットだったにもかかわらず、勤務の継続を許された。しかし悲劇的だったのは、1967731日、マケインが若いパイロットとして、フォレスタル級航空母艦に乗っていたとき、彼の生意気な行動が恐ろしい事故につながり、134名の水兵が死ぬ結果になったが、彼の関った事実は、海軍の公的記録から削除されたことである。

 

その日の目撃者の話は、予想された通り、2人の4つ星提督の家族とのつながりのために、表には出なかったが、それによると、マケインは、彼のジェット機を “ウェット・スタート” させて、いい所を見せようとしたのだという。・・・

 

2.ジョン・マケインは、ムスリム・テロリストからカネを貰っている。

 

マケインは今年初め、数百万という、汚いサウジとイランのカネを、受け取っていることを暴露された。このカネは、Daily Callerを通じて、彼の「マケイン研究所」へ振り込まれた。このMcCain Instituteは、2012年に、マケインの失敗した2008大統領選挙戦から残った、870万ドルの寄付金によって創られたもので、月曜日、最大の寄付者たちから、どれくらいの額を受け取ったかという質問には、彼は答えなかった。サウジアラビア王国大使館は、たとえば、この研究所のウェブサイトに、10万ドル以上振り込んだとされているが、実際は、サウジは100万ドル払っている。

 

3.ジョン・マケインは、ジョージ・ソロスの傀儡で、この邪悪な億万長者グローバリストによって、直接、資金援助されている

 

デイリー・コーラーの調査によって、マケインは、悪なる億万長者ジョージ・ソロスから大口寄付を受けていることが明らかになった。ソロスは、この地球上で、最も危険な反米リベラルの一人である。マケインの“レガシー”基金は、ソロスの現金によって充当され、これは、最近、マケインが絶えずトランプを、大統領職から追い出そうとしていることを説明している。また、マケインの、ムスリム・テロリストを権力につけようという使命をも説明する。両方の役割とも、ソロスがかなり長い間、抱いていた目標である。また最近わかってきたことだが、マケインはかなりの額のカネを、イランのテロリストからも受け取っていた。

 

4.マケインは、ベトナム戦争捕虜に関する、かなりの政府による隠ぺいの主役だった。これは彼自身が捕虜になっていた仲間の問題であり、ニクソン大統領が放置したものである

 

ジョン・マケインは、196710月、ハノイ空爆の使命を帯びて送られたが、撃墜され、北ベトナム政府に捕らえられた。その後、彼は、1973年まで捕虜の身分にあった。ほとんどの人が知らないことは、マケインが協力して隠ぺいした、巨大な政府スキャンダルである。彼は、ベトナムの米兵捕虜について、驚嘆すべき情報を、何十年もたゆみなく隠し続けたが、彼とは違って彼らは、故国へはついに帰らなかった。上院議員としての地位を利用し、マケインは陰に隠れて、我々の戦争捕虜についての、最も忌まわしい情報を、極秘文書の中に埋もれたままにしておく連邦法案を、静かに推進し実現させた。

 

ジョン・ソングバード”・マケインは、英雄として、ニクソン大統領によって故郷へ迎えられたのだった。

 

マケインが、ベトナム戦争捕虜について隠そうとした秘密は、膨大なものである。2人の防衛長官によって、ベトナムに「取り残された兵士たち」について行われた宣誓にもかかわらず、マケインは、自分たちの愛する者たちに何が起こったのか、真実を知ろうと、恐れ必死になっている戦争捕虜家族に対し、生存者は誰もいないと、巨大なウソをつき続けた。膨大な量の政府文書が、ベトナムで拘束された数百名の捕虜は、ニクソン大統領が19731月に平和条約に署名したとき、返されなかったことを明記している。ハノイの591人だけが釈放され、その中に、海軍戦闘機パイロット、ジョン・S・マケインがいた。

 

戦争後、ニクソン大統領は、ベトナム政府に対し、「全く政治的条件なしで、325,000万ドルの戦後復興援助」を約束した。しかし、この約束には引っかかりがあり、ニクソンは、議会がこうした基金を承認するという要件を含んでいた。この要件は満たされなかった。米政府が彼らを2重に裏切ったことに激怒したハノイは、残りの数百名の米兵捕虜を、返さない決定をした。なぜなら、彼らの身代金(戦後規定)は決して来なかったからである。

 

CIAの警告者たちは、これら行方不明の兵士たちを、政府が秘密にしておきたいのは、年月が過ぎるごとに、残っていた捕虜がいたことを知っていたと認めることが、ますます困難になるからだと言った。何年もたってから、CIAの役人たちは、彼らの情報局の示唆するところでは、残りの捕虜たちは結局、ベトナム政府によって処刑されたようだと言った。彼らはもはや、交換チップとして役に立たなくなったからである。

 

5.捕虜として釈放されたあと、マケインは、彼の妻が自動車事故で容姿が変わってしまったことを知り、彼女を捨てて、より若くきれいな女性に交換した

 

ジョン・マケインが捕虜になっている間に、彼の妻キャロルは、恐ろしい自動車事故に巻き込まれ、彼女の容姿は損なわれ、車椅子生活を余儀なくされていた。マケインは、この最初の妻をゴミのように捨てた、とデイリー・メールは報じている。

 

キャロルは、マケインが1965年に結婚した有名な美人の、水着モデルではなくなっていた。彼はキャロルを離婚し、1か月後にシンディと結婚した。シンディはきれいで、18歳年下であるだけでなく、アリゾナの大醸造会社の跡取り娘であった。「この2人は、まだジョン・マケインが前妻のキャロルと結婚している間に会った。マケインがシンディと結婚したのは、キャロルと離婚して5週間目で、キャロルはたまたまレーガン夫妻と近しかった」と、Heavy.com は報じている。

 

6.マケインは重罪を犯し、外国政府のスパイと、トランプを倒すために共謀した

 

マケインは、あのBuzzfeedCNNが選挙後に、恥知らずにも配布したニセモノのロシア文書の背後にいた。このニセの文書は、前のロシア・スパイ、クリストファー・スティールと彼のロンドンの会社によって、編集され繋ぎ合わされ、彼はその後、それをトランプの政治的な敵たちに売った。英国の訴訟の法廷文書によれば、スティールの弁護士たちは、マケインが、ワシントンDCではただ一人、この文書がリベラルのジャーナリストの間で回覧され、Buzzfeedによって公表される前に、その完全文書のコピーを所持していた人々の一人であると言っている。・・・

 

7.マケインは、オバマ政権の間、ISISテロリストと会っており、彼らにカネを融通していた。

 

オバマ政権の期間、マケインは、シリアのムスリム・テロリストと密かに面会し、その後、「自由シリア軍」FSAを設立したのち、ISISを権力につかせる援助をした。マケインは、ロンドン橋攻撃事件に直接、つながっていた。テロリストのRachid Redouaneは、マケインのFSAから直接あらわれたことが、のちに発見された。この男は、もしマケインの支持と財政援助がなかったら、このテロ計画を実行する資金さえ持たなかったであろう。

 

8.マケインは、ネオナチ支持者であり、急進的ナチ集団からカネをもらっている。

 

ジョン・マケインは、Svobodaネオナチ党と呼ばれるネオナチ党の巨大な支持者である。これは2013年、マケインが援助してウクライナで起こされた、最も血なまぐさいクーデタの一つを実行したテロ集団である。スボボダ党はまた、1940年代にはヒトラー軍に加わり、単独でヒトラーに、20万人のユダヤ人を殺すのを援助した。何年かの間に、スボボダ党は、マケイン研究所に巨額の現金を寄付してきた。2013年には、マケインはウクライナへ飛び、これらのテロリストが、彼らの政府にクーデタを実行するのを助けた。ここでは、この急進グループは、いまだに感謝の意味を込めて、マケイン研究所に寄付をしている。

 

Business Insider(ニューヨークに拠点をおくウェブサイト)は、マケインの、これらネオナチへのつながりを発見した人たちであり、彼らは、数年前のウクライナのスボボダ・クーデタに、この上院議員が関与しており、歴史上最も恐ろしいクーデタの一つにおいて、ウクライナ大統領を倒すのに大きな力になったことを、暴露している。イギリスの「チャンネル4」ニュースは、いかにマケインが、右翼ナショナリストのスボボダのリーダーOleh Tyahnbokと一緒に、何度も写真をとっているかを暴露した。

 

マケインは、クーデタで彼らを援助する前に、ネオナチのリーダー、アルセニー・ヤツェニュークや、オレーフ・チャフニボクに、ウクライナのキエフで会っている。

 

9.マケインは、海軍アカデミーの新しく任命された将校全体に、トランプに立ち向かえと演説した

 

10月の終わりに、マケインは、米海軍アカデミーの卒業式で演説をし、新しく任命された将校のクラスで、トランプ大統領に刃向かえ、という驚くべき反米の命令を与えた。マケインはこのスピーチを、予想通り、まずトランプとその政権全体を殴りつけることから始めた。しかし、少し進んだところで、マケインは世界に向って、どれほどの脳細胞が、最近の脳腫瘍の診断とともに、明らかに失われたかを証明した。彼は、これらの新しく任命された士官たちに、アメリカを第一にしてはいけない、ヨーロッパのような他国と交じり合うようにせよ、と馬鹿げた命令をした。

 

マケインは、“政治家として” 言うが、「アメリカという手本とアメリカの指導が、平和で繁栄する未来を確保するのに不可欠なのだ。もはや孤立主義も、退屈な忍従もありえない。“アメリカ第一” はもはやない」と言った。

 

アメリカを優先するからこそ、若い男女が軍隊に志願することを決心するのであろう。しかし明らかに、愛国精神とか祖国愛というメッセージは、マケインが道中で失ってしまった属性である。彼は長年月をかけてここまで来る間に、自分自身の利己的な、個人的政治アジェンダが満たされるようにするために、文字通りあらゆる人々に危害を与えてきた。

 

10.マケインは、彼の熱愛する若いロビイストによって、35歳の妻を出し抜いた

     ・・・(略)

 

11.マケインは、ロンドン橋攻撃の爆弾男を金銭援助した。

          ・・・(略)

 

12.マケインは、トランプを追い出すためのヒラリーの重要要員に入っている

          ・・・(略)

 

おわかりのように、この男はとうてい英雄ではない。彼が死んで、反吐の出そうな賛辞が、彼の “公僕” としての、“英雄的” 軍事生涯について述べられる前に、どうかこの物語を広く共有していただき、本物のジョン・マケイン像——最大の国家反逆者、わが国がかつて見た最も汚らしい政治家として、後世まで歴史に残るにふさわしい男――を暴露するのに協力していただきたい。       

 

PDF:  http://www.dcsociety.org/2012/info2012/180904.pdf