早着替え
心の中で、「はああああ??」とか呟きながら、「作りたくないものを
作るのは気が重い」と連発しながら作ったしめ縄。
実家から「いかにも私が作る」みたいなラインが来るではないか。
さらにそれが期限付きだと殊更、気が重い。
今日の午前中に送らないと届かない、28日までに。
まあ、いいか〜。
ちょうど今年は大量の花材がある。これがクリスマスを境にドライになり
そのまま捨てられるより、ずっといい。
それに持て余していたストエベも使い切れる。赤は日本のお祝い色だ。
長さは95cmのままだが、スリム化する。
うちの父親は暗いアレンジが嫌いだ。とにかく、色がたくさん入っているのが好き。
まずはこれで一旦、デザインは作ったが、、、、、
これでは父親にとっては暗いであろう。
「迎春」
横に飛んでいる枝先や中に埋もれている小枝を切り捨てただけではスリム化できなかった。思い切って、飛んでいる枝を切り落としてみると、
「散髪後の親父の頭」のようにそろってしまった。
なので、ブルーアイズを横に引き出す。
なかなか面白いではないか。
〜花材〜
しめ縄 1個 (200円)
コーネル 適宜
リボン(ゴールド・ホワイト) 適宜
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早着替えといいつつ、なんと2時間半!
スワッグを組むのはたったの20分なのに、デザインとなると
本当に時間がかかる。
クリスマスの憂鬱
それは・・・・ケーキの残りを毎日食べ続けなければならないことだ。
それが分かりきっていたので、好きなケーキを選べるようにと
昨今流行り出したアソートセットなようなものを注文した。
しかしながら、誰一人としてそのケーキを食べないではないか!!
結果、私が毎日、味違いのケーキを噛み締めることになる。
いくら甘いものが好きな私でも、毎日1つづつケーキを食べるのは
流石に堪える。
クリスマスイブのテーブルアレンジ
スワッグの余った資材で10分程度。
スワッグは慣れたものだ。
本来はリースばかりが頭にあった私で「100円ショップで、ミニリースの土台を買ってこなきゃ!」などと思っていたのだが・・・・
なるほど、スワッグをそのまま置くのは楽だし、場所を取らない。
さらにセンターを分けたいときにはなおさらいい。
センターには丸いアレンジを置きがちだった私が初めてトライした
流しのアレンジ。
流す感じを出すためにリボンを流しで置いてみる。
最初はやはり暗かったので、余っていたユーカリの実でキラキラ感を。
ケーキについてきたサンタさんのピック。
赤子がいなければ、これをアレンジに挿そう、ましてや写真を撮ろうとなんて思わなかっただろう。
So this is christmas.
届いたクリスマスツリー。
頭の中ではジョンレノンの曲が鳴り止まない。
ミッドセンチリーの時計を眺めながら、シュトーレンを食べる。
これがクリスマスなんて。
なんて幸せな1日なのだろう。
21日にオーナメントを作るとは。。。。
すぐさま開くとそこにはグリーンの香りが漂う別世界が広がる。
この先生の作品はとにかく巨大だ。
つける植物だけでもこの大きさだ。
今年は、2021年のスワッグをリクエストした。
私は、先生のお店のある町●へはいけないので、時期に入ると毎年FBに上がってくる去年の作品を見ながら、先生と交渉する。
去年と今年ではもちろん市場に出回る花は違うため、同じものは揃わないが、似たようなデザインが作れれば満足だ。
ただ・・・・、この先生の作品は、大きいだけに花材が高い。
実に高い。
とても都下の車がないといけないお店のワークショップとは思えない値段だったりする。
表参道や代官山の有名ショップ or 著名な先生 がやっているような値段なのだ。
(そしてそういうところは素敵なサロン空間でお茶をいただきながら素敵なオーナメントを選びながら作る。こちらのお店は寒いフラワーショップ内で立って作品を作る)
それを考えると、かなりお高いお店だと思う。
実は2000年、この年もリクエストしたが、予算オーバーで断念した。
ところが、今年上がってきたスワッグはゴールドのストレチアリーフと、ケイトウ(の変わりにドライのストエベが残念だったが)が入って、断然ボリュームが違う。
2年も待った甲斐があったというものだ。
まずは電話をしながら片手で組んでみる。
このスワッグは、重ねていくのではなく、花束のように組んでいくのだそうだ。
大体10分程度。
葉を落としたり枝分けせずダイナミックにそのまま使った。
続いて、食事を用意しながら、若干の手直し。
なんと大好物のユーカリの実物!
春先に出回るテトラゴナよりも大きなユーカリ・トランペット!!
アレンジしたくなーいい!
そのまま飾っておきたーーーいぃぃぃーーー。
そして、この花束の時も使いたかった、生のグレビレア。
ドラセナのように巻き巻きして入れてるのかと思ったら、
葉を取らず、そのまま入れるとこのようになるのか。
せっかくあるのだからこんな風に前・後ろでコントラストを出しても面白い。
グレビアホワイトは、初めて使ったが、ホワイト味とうねりが、かなりいい味を出すことが判明。
これは今後、クリスマスアレンジにはマストだね。
私もグレビアホワイトのうねりと白さを生かし、グレビアゴールドを後ろ向きにしてみる。
とかく葉っぱを寝かせて入れがちだが、特にゴールドや白系の葉は立てて入れるのがいい。
こちらを見本に、立てたり斜めに飛ばしたり。
あ〜、この見本があってよかった(大笑)
しかしなんだね。
最初に葉を落としたり、枝を落としたりしないでいきなり作り始めたから、
もっさりしすぎている。
しかし、花束状に組んであるので今更抜けないし、入れられない。
多少はハサミでカットするも、中の方まで入らないので、結局は見えている切ってはいけない枝葉しか切れない。
2〜3枝だけほんの少しの何も変わらない数量を切り落とし、もっさり感は変わらず。
ジャングルかよ!!!
暗さも残っている。しかしリボンがこれしかないのだ。
もっと華やか、もしくはシックなリボンが欲しいのだが、、、、、。
まあたまにはカントリー調も悪くはないか・・・・・。
暗さを払拭するために、ある材料でできることは・・・?
ユーカリの実を雪の結晶をイメージしたように全体に飛ばした。
前回の
こちらよろしく、私としてはかなりゴテゴテつけたように思う。
絶対に残す花材だもんね。
先生の方は、ユーカリが生なので飛ぶが私のはドライのため
垂直だ。
これも散らすように入れてみる。
裾まで入れて使い切るという私としては未だない使い方だ。
だって、花材が多すぎて高いんだもん。
使わなきゃ勿体無いじゃん。
とは、思っていない。
しかし、裾野まで実物を初めて入れたがこれも悪くない。というより
イイ!!!
この年の、この垂らしを思い出して作ってみたが、やっぱりこの先生の考えることは良い意味でキテレツだ。
最終的には、
おとなしめで暗かったこれが
これになり、完了。
ほぼほぼ時間がかからないでここまで作れるようになったなあ〜。
昔は何時間もかけてたのに。
最終、95cm。
注意:ドライだから痩せてくることを考えること!
赤子コーナーのクリスマス
赤子のコーナーにもクリスマスの装いが。
毎年登場する松ぼっくりが大活躍してくれるこのスペース。
先日、谷で即決したランプも登場。
赤子も気に入っている模様のこのランプ。本当は下の花瓶を
アップルサイダーに変えるともっと雰囲気が出るんだけどね。
先日、赤子が拾ってきた枝。
赤と緑だと一気にクリスマスムードが高まる。
今までは、「コテコテのクリスマス」という感じで好きになれず、全く使わなかったがこうやって飾ってみると、とても綺麗に感じる。
そして、今年は訳あってシュトーレンをなんと2つもいただいた!
クリスマスまで切り分けて食べていくはずなのに、一週間もしないうちに1つ目を食べ終わってしまった私。
もっと食べたいと欲していたところ、新しく届いたシュトーレン。
こちらも24日までは持たずになくなりそうだ。
それにしてもなんだな・・・・・、
こんな赤子皿に乗せた写真をアップするようになるなんて。
私も落ちたものよのう・・・・・。
というか、皿まで用意していられないというのが本音だが。
疲れて、皿をわざわざ用意するどころではない。
時間もない、やる気もない、体力もない。
久しぶりに見た額縁フラワーアレンジのアイディア
この手の作品は、テクニックというよりはアイディアになってくる。
どれだけアイディアが抜きん出ているか。
それは起業と同じで、元々あったものを組み合わせる。ただそれだけのことだ。
それがうまくいけば、作品として成功する。
いくら組み合わせても、人から賞賛されなければボツとして終わる。
これが起業だったりすると大損して借金を抱え込むわけだが、
フラワーアレンジメントだと、実費を損するくらいのもので
自分のテクニックの研鑽だと考えれば、むしろ何も損はしていない。
果たしてこれに1万6千円をかけて、部屋に置きたいか。
誰かにプレゼントして喜ばれたいか。
絵が浮き出ていること。それが花材で作られていること。
そして極め付けは、電飾が施されていること。
賞賛されるかされないか以前に、組み合わせるアイディアすら浮かばない私は、フラワーアーティストには向いていない。
ただひたすらに、好きな花を自分のために時に友達へのプレゼントに作る。
それだけの人間だ。