気がつけば野菜のストックが増えていた


近所に住む叔父が田舎に土地を借りて

玉ねぎや大根なんかを育てているようで

たまに留守の間 玄関先に

置いて行ってくれるんだけど

室内に入れたまま

忙しくて放置してることに気がついた


そこで野菜の大量消費をするために

ポタージュスープを作り

彼が電話してきた時に

その話をついついしてしまった




『今日、ポタージュスープを

大量に作ったんよ』


『ほんまかー、今度お前んち行った時に

作ってくれー』




『あ!!』


『あ??』



『あ… やば、黙っとけばよかった』


『なんで?』


『Rくん来た時にやる事が増える』




極度の面倒くさがりの私は

自ら墓穴を掘ったことに気づく




『もう遅いわ』




という日常の一コマ


憎まれ口を言いながらも

彼との会話は、

許しあってるからこそ出てくる

暖かさが心地いい