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猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


「方舟は冬の国へ」/西澤保彦/光文社文庫。

方舟は冬の国へ (光文社文庫)/西澤 保彦
¥680
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あらすじは「きもちー(´∀`) 」参照して下さい。


純然たるミステリではない。しかし、世界は或る意味ひっくり返された。


非日常の中にも日常を作り出そうとする疑似家族たち。手持ちぶさたになりそうな時、彼らは共に食事をし、トランプをし、洗濯や掃除を全員でした。
本当の家族なら、別荘に来てまで一室に固まってはいないだろう。と主人公は思う。家族なら、共に居なくとも家族であることは止められないから。

日常の謎的な挿話は幾つかあったが、それは逆に伏線となりつつも、めくらましと言えるだろう。



さて

夏が終わり、そのまま冬が来るならば、その先も来るのだと。

強いイメージを打ち出すところが、西澤の作品に多い突き放した感と違うように思う。またいわゆる優しい作品群よりもっと積極的な姿勢だと思う。
間接的に見えた中年の主人公や、ウェディングドレス姿の娘のイメージが強かな未来予想図を補強してくれている。


設定はエンターテイメント映画的で荒い部分もあったが、読後感もよく前向きになれる作品だった。




♯ウパニシャド関連は久しく調べることもなく、記憶が風化の一途を辿っているわけで。勉強は大事だと痛感する次第。



♯今回の難読名字は、少なめでした。(音しか出てないのは幾つかありましたが。)

「十」と書いて「つなし」と読むかたが1人。

「言語同断」と書いて「てくらだ」と読むかたが1人。


散歩中...λ.....


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お供は、「方舟は冬の国へ」/西澤保彦/光文社文庫。

まだ半分くらいしか読んでいないが、西澤らしい実験的な内容だ。

無職の主人公がハロワで声をかけられるところから、彼の物語は始まる。

明日の食費もあやうくなった主人公が藁にもすがる思いで得たのは、とても胡散臭いバイトだった。
何がやりたいとか贅沢を言う前に、明日の家賃と食費をどうにかせなならんのですよ。

後には退けない状況で説明されたのは、夏の1ヶ月避暑地の別荘で暮らし隣の別荘を見張る仕事。
成功報酬は年収換算で5年分以上。美味しすぎる。


もちろん美味い話には裏がある。


・初対面の人間と「家族」として暮らさなくてはならない。
・滞在する別荘にはいたるところに盗聴器と小型カメラが設置してある
・勿論全て監視されているので、常に「家族」を演じた言動をしなくてはならない


監視カメラがあるということは、それを見ている存在がある。

この後どうやって世界をひっくりかえすのだろう。
面白くなってきたよー(*´Д`)


寒い~(≧▽≦)


あとちょっとで綺麗な日の出だっ!!


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