猫の島調査報告書 -183ページ目

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

「元禄落語心中」五/雲田はるこ/講談社ITANコミックス。

こりゃまた……。小夏っちゃん、そんな頃から師匠と一緒やってんな。

てか、てか! 与太!! 
飛んだ十年は本筋ではないと、了解。
(あ、あと、一瞬関西の兄さんが父親かと疑いました。大変申し訳ございませんでした。)

しかしこれでバブルだから、もう昭和60年代か。
読んでる自分が30年近くも先に来ちまってんのかと思うと、同じ時代に生きていた筈なのに見落としてるもんが沢山有るのだろうと思うと、怖い。

こういう感想は、文楽を見始めたから持つようになったものだな。

実は文楽の2月公演を見て色々また考えていて(今週末も見るんだが)、
あれもこれも、今回が今までで一番素晴らしかったなと思うところと、数年前のが良かったなと思うものと結構はっきりくっきりしていて、
着物を着ない生活で育った人がどこまで表現できるものなのかっていう根本的な長年の興味と、
そも自分は何を求めて劇場に行くかと言えば「興味が有るから(好意、ではない)」「面白いから」「心地いいから」という原始的な欲求を満たしたいが為、
ということを再確認したりなんだり。

自分でも七面倒くせーと思うのだが、好きも嫌いも理由が要るのよ、マジで。
というか、理由が無いわけは無いと考えているから、不明だったらそこを突き詰めたい。
そうすると、次の30年(=次の世代)も定点観察で見とかないと判断つかねーなって結論だけはブレない。

その「30年」が、
助六死後の師匠の30年と、前述の作中時間と現実世界の30年として、今巻は目の前に出されたので、ちょこっと動揺している。
あ、書き忘れ。

「染模様妹背角松」が、
めっちゃメタ展開というか、夢オチ有りだったんだが!
結局油屋なのか質屋なのか混乱するじゃん(o・д・)


で、新たな疑問として、
日本最古の夢オチは、どの作品なんだろう。

全ての物語展開を網羅していると言われる「古事記」にあるのか。
個人的には「かぐや姫」とかあの辺りが怪しいと睨んでいるのだが、平安期とか普通に有りそうな。
でも夢に出てくるのは相手が自分のことを思ってるからという理由付けでは現実の一部という認識だから、そこから夢オチに繋がらないよなー。
鎌倉ぐらい? 江戸期に入ってから?
昔話で瓜を食べちゃった話が近いテイストだったような。(あれは化かされてたんだったか?)

調査対象に1個追加。


「軍師 黒田官兵衛」1/重野なおき/白泉社ジェッツコミックス。

大河にぶつけてきましたね(笑)。
重野なおき読者的には、歴史4コマ漫画「信長の忍び」のスピンオフ、外伝ですが。期待通り楽しめると思います。
「~忍び」よりは真面目というか、ギャグ度は落ち着いてます。要素的に派手にしやすい少女忍者のファンタジックさが無いからか、官兵衛側の登場キャラが小粒なのか。

作中、散々いろいろ言われてる小寺の殿ですが、年若な官兵衛を取り立てたのも殿だと思うと一応判断力は間違いなかった模様。

ドラマの方も面白いらしく、やはり大河ドラマは貴重だと感じます。
しかしテレビは買う気なし。だってさー、去年1年間で実家で録画してもらって見た番組、合計で3時間くらいなんだもん。(もんとか言うな)
携帯のワンセグ、持ち始めてから使ったことが本気で1回も無いし、どう考えても要らない。

じゃあ動画サイト(YouTubeとかニコ動とか)が無くなったら困るか? と言われると、それもあまり困らないかもしれん。ニコ動なんか半年くらい見てなかったりするしな。
去年の10月ごろみたいに急遽麻雀を覚えるとか、そーゆー突発的事由でわーっと大量に見るため、アカウントは置いてるけど。

今の生活だと、
基本的に活字が(日本語の文字が)有れば不便無く生きてけると思う。
本日は文楽の二部、三部を観劇。

細かいところはまた後程ですが、簡単に。


・咲大夫さん、嶋大夫さんが絶好調。

・三輪大夫さん安定の美声。(高音羨ましい)

・文字久大夫さんが少々具合悪そうな?

・今日の見台
殆どの皆様が黒無地に一つ紋の見台だったが(咲さんも丸十のみ)、
嶋さんの見台だけ、朱塗りに金の竹模様でふんだんに彩られている派手々々仕様(お茶碗もセット)
※このセットは何度となく拝見してます
※白湯汲みは咲寿大夫さん→咲さん、芳穂大夫さん→嶋さん


・暗がりの演出?
違和感を感じたのは「染模様妹背角松」で油屋に色紙を盗みに入るところ、そして「本朝廿四孝」の姫が狐憑きになりはじめのところ。
その場面って、今までもっと暗くなかったですか?

特に奥庭狐火の段で、姫が諏訪法性の兜を持って川面を覗くところは周囲が夜の暗さだったとおもうのですが、記憶違いかなぁ。(今日も狐が兜に入るまでは暗かったんですが、その後から真っ昼間な明るさだったので)

蔵前の場面は普通に未明でしたし、そうすると安全性の問題でもないですよね。
油屋の方は細かい動きが見えることで話が理解し易いのでいいのかなぁ。
姫は暗い方が情緒的かも。

・團七さんのリズム感についていけない
(あの入り難しすぎる。硲はリズム感が殆ど無い)

・「本朝廿四孝」で、濡衣(文雀様)と八重垣姫(簑助さん)が上手/下手に分かれているのは、いつもながら人間の目の機能に対する挑戦だと思う

・尚且つ、同時に床(=舞台上手のさらに右の小舞台)にいる嶋さんも固定アングルで観たい場合はどうすれば良いのか



・八重垣姫(簑助さん)が、可愛い

・八重垣姫(簑助さん)が、この上無く可愛い

・八重垣姫(簑助さん)が、最上級にあざと可愛い。

・八重垣姫(簑助さん)が、最上級にあざと可愛い。
大事なことなので二回言いm(ry


こんなところか。


※あざと可愛いは、参考資料として1/31のMステの道重さゆみキャプ画像でも付けたいところです。
小首を傾げたあれは一瞬だけど、斯界75年の匠の技で究極的に完成されて、そのまま30分も動き続けてると思ってください。

見事にパウダースノーが降り続いて、大凡25cmってとこですかね。
写真は電話ボックスの屋根です。

本当に横から降ってくるんだ、これが(・ω・)