週末は猫を見に(重文編・Answer) | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


ということで、猫を見隊午後の部
村上華岳展」@広尾 山種美術館の感想です。


映画を見終わったのち新宿から恵比寿へ、駅から美術館までは徒歩10分。
併設カフェでお茶をいただきつつブログ送信ののち、おもむろに展示鑑賞へ。
お茶菓子は華岳「裸婦図」に因んだ「はすはな」にした。ピンク色の可愛らしい蓮華。


展示で特に心に残ったのは栖鳳が
二点。
お目当ての「斑猫」と、入口近くにあった「水墨山水」。

斑猫」は写真では何回も見たことがあったのだが、今回の第一印象は『猫をめちゃくちゃ好きなひとが描いた絵』。身も蓋もないがw、あの、あれは萌絵です。(或る種の)
説明書きに、旅先で当該モデルの猫に惚れこみ譲り受けてきた逸話があり、さもありなんと。
展示ルートがループしているので、3回くらい見に行ってしまった。だって好きなんだもん(・ω・)

水墨山水」はタイトルどおり、いわゆる水墨の色調で描かれたものだが、遠景ではなく森林の中のようで、よく見ると遠目の橋に笠を被った人が一人。
がつんと暗くありながら、他人事のように落ち着いていて。それでも画面に人が存在することで動きというか、うっすらそれとなくワクワク感もあり、ずっと見ていられる絵だと思だた。
(「斑猫」は見ていると鼓動が早まりすぎるので、ずっとは無理(笑))

主題の「裸婦図」は流れるような線が美しい作品。
なのだけれど、正直あんまり好みじゃなかった。嫌いではなかったし落ち着く絵だったのだけど、もう一読見に行こうかという熱は持てなかった。完全に好みの問題。


最後に
ミュージアムショップで猫グッズを入手して帰途に着いた。


▼速水御舟「翠苔緑芝」から兎と猫の付箋紙


Effectplus_20151221_204711.jpg


 
▼竹内栖鳳「斑猫」より猫のメモパッド

KIMG2235.JPG



ファイルと羊羹も在るのですが上手く写真が撮れないので割愛。