母の日 ※記事上げ忘れ10/24追加UP | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

文楽@国立劇場小劇場。

相変わらずの『満員御礼』。
大阪にて当日券で入れるのに(初見のかたも多そうだったのに)、東京でこりゃいかに。いつもながら解せぬ。

ロビーにて先月の襲名口上の上映。
寛治さんのコテコテの上品な関西弁を再た。男ぶりが上がるというか、何がしかのオーラを発してるとしか思えん。
4月、嶋大夫さん目当てで行った大阪公演は、何故か嶋さん0ズレの良席で口上を聴き、低音の素晴らしさに震え、相変わらずの團七さんの特殊なリズム感に引き込まれ、完治さんの圧倒的な力の抜け具合に感動して帰ってきた。錦糸さんは前列頭かぶりでお姿も手も見えず音のみ拝聴。
二代目玉男さん和生さん勘十郎さんの人形3人揃い踏みの安定感にほっと一息。

取り敢えず今回は休演案内が無いことで一安心。まだ5月始まったばかりでこの暑さだと色々心配ごとも増える。
プログラムの大夫の部の写真がさみしい。あのかたも復座なさることはないのだろうか。

三味線は最近揃ってていいなぁと。
個性が無いわけでもなく、後10年、20年先も楽しみだなぁと。



▼左:吉田玉女あらため二代目・吉田玉男、
 右:三代目・桐竹勘十郎

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