論理の城へ | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

 
何故こんな自虐的荒療治をしてるのか
わからない(・ω・)
 
 
素面でだってまともに読みきれてないだろうに、
熱がでている今、
笠井潔の「探偵小説と記号的人物」を読み始める。
 
「I」「II」「序説」についてはまだ、あらすじwは一応追えていたが、
セカイ系は素養もないし、多分記号的人物(と書いてキャラと読む)の定義が大きく違っているだろうことも、世代間ギャップを抜きにしたって此の本を読むには必然の障害だ。
しかも5年も前の刊行。
 
 
もう片手に、女王様が居ればいいか。
 
 
明日は、有栖川有栖「女王国の城」の文庫発売日だ。
 
折りよく「本格ミステリ大賞全選評 2001~2010(第1回~第10回)」は、2007年分を読んでいる。
評を総合するに、素直で正統派で懐かしく、容赦なく論理的な、本格ミステリである。同感。
北村薫が『あの短編』と言っている先達の作品の、キラキラとした哀切さと生命力を僕も思い出し、
また一歩ゆこうと思わされる。
 
うん。落ち着いた。