メトロノーム短針の音×1/256 煌めく空の深き二層目
さんざめく緑または蒼 彼方と計る水蒸気の群れ遊ぶancient anecdote
右手より白波の唯ひとつおぼえの桜の節張った名残りとひとひら花弁落ち 夏
前足の失くした爪と片目を惜しむ間もないFlying そうもう1回リピート
叩き尽くされたトゥギャリアン たんと喰らわせみたまいよ魂の安らぎよ
それは脳髄の何処に在る? 決め技ととどめの言葉のみ光放ち
迷わず選ばされる心の臟の痛みと引き替えて吼ゆ谷向こうの俺
此処に腰掛け 野山眺め 歌を謡い 石に成れぬとざわめく身を以て
身の丈より高き谷底を見上げる