2冊目。
「虚栄の肖像」/北森鴻/文春文庫。
段々に佐月の過去も露わになった絵画修復師・佐月恭壱シリーズ2作目。
相変わらず修復場面の 緊張感が心地いい。
ストーリーは少しご都合主義色が強くなった?
ここまで全部が全部誰かの掌の上かと思うとうんざりしてくる。オヤジくどい。
花師の部分が少ないのが不満なのかも。なんかバランスが悪いんだよね。修復師のところは面白いんだけど。
今作中では藤田作品の修復部分が一番興味深かったなぁ。絵は生き物。
1話目なんか、かなり凄い状態からも戻せるのかと驚嘆。
連作で結末もついていたが、最後に1編書き下ろされたら何が語られたのだろう。
冬狐堂ももっと読みたかったなぁ。