「石の旅 野石・石仏・石工たち」/金森敦子/クロスロード選書。
江戸時代の旅に纏わる話などの著作があり、いつか読もうと思っていたかたの作品。

ストーンサークル、石室、石庭、石橋、
野仏、塞の神、姥と脱衣婆と比丘尼像、
最後に石工。
と石にまみれた1冊でした。
ともかく濃い、端書きから濃い。
文章自体も濃い。
てゆうか、
こっちが原点で、石仏と出会うために旅を重ねたそうな。
石仏がこの人の旅の原点と、よく解る情熱的な論だった。
究極の石オタクだった由(笑)
出版から20年経って、今また現地に彼女が立ったらば何を思うのか、興味がある。
塞の神の章は、今まで何となくもやもやしていたのが晴れた、個人的に痛快な内容でした。
『塞の神と、道祖神は違う』という論。
ああ、そこにも人形が関わってくるのかー。「梁塵秘抄」「宇治拾遺」など有名どころの該当箇所も引いていて、納得。
図書館でふらふらと遊んでいるときに出会った本だが、暫く手に取らずにいた。もっと早く読めば良かったと思う。
こういう出会いがあるから、リアル図書館や本屋は止められない。