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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


本日読了。
殺っちゃいましたな1冊。

「密室殺人ゲーム王手飛車取り」/歌野晶午/講談社文庫。


ネット上で知り合ったミステリアニア達が、
それぞれリアル社会にて凝った殺人事件を犯し、
そのトリックを問題として供する。
残りのメンバーがその事件を推理するというゲームを描いた作品。


ええと、
読みきれてないのだろうか、不安になるほど、殆どが想定内で話が進んでしまった。
これこそ、歌野の狙いどおりなんだろうが、どうしよう(・ω・;)


はっきり言って、Q3「生首に聞いてみる?」関連以外はネタが想定内だった。(キャラ想定含む)
Q1が下らなすぎたのは昨日書いた通りだが、特にQ5「求道者の密室」からがなー。

いや、Q5、マジにそう来るか!
とは思ったのですが、6歳の息子まで疑ってみた後だったので、今更それか! って方が強かった。
エレガントといっても良いくらい求道者で、そこは好き。

そして、
Q5のおかげで、次の事件がQ7初めのページ(文庫版 P429)で判る所。
読者がスレちゃってるのがマズいんだろうか。
あの1ページの間に、え、身バレしていいの?。そして、ボイスチェンジャも伏線かーと。
そういう驚きを楽しむ方向で良いんだよな、この作品?


締めに、
「Q?誰が~」の登場人物が狼狽えてるのが微妙。さっさと立てばいいのにとしか思えない自分が嫌だ(笑)。


しかし、
解っててやってる感しかないので、今後が気になる作品なのである。
早く「~2.0」を読まなくては。



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恋人なら「あなた」かなぁ。

抵抗、というより違和感バリバリ。