2010年4月のまとめ(簡易版) | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

2010年4月の読書メーター
読んだ本の数:53冊
読んだページ数:9056ページ
漫画:35冊
再読:23冊(漫画含む)

印象に残った本……。漫画再読ばっかりしてたからなぁ。

これは記事書いちゃったしな。

http://ameblo.jp/grayground/entry-10517784311.html

私の大好きな探偵―仁木兄妹の事件簿 (ポプラ文庫ピュアフル)/仁木 悦子

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★何事もない平穏な日々


ひとり日和 (河出文庫)/青山 七恵

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「ひとり日和」/青山七恵/河出文庫。


20歳の女の子が東京に出てきて、知人老女宅に居候しながら送るフリーター生活。

いまにも死にそうに見えた老女は

実はバリバリに元気で彼氏ができたり、

主人公も猫とまったりくつろいだり、

バイトに出たり、恋人ともろもろあったり、

やがて一年が過ぎ……


っていう、あらすじを書くとよくある話です。

読んでみても「よくある話」です。ストーリーとか登場人物とか設定とか。どこかで何回も読んだことのあるようなエピソードの詰め合わせ。

同時収録の『出発』も、そう。


小説ゆえに作為はあるに決まってるんだが、作為のない小説、って印象。ただ、平易で穏やかな文章は好みです。全体的に小春日和かねぇ。逆にこの当たり前の日常が、昨今当たり前ではないからこそ作品として(商品として?)出してるのかな、とも思う。

文庫の解説が自分の読みと全く違い、かなり驚いた。設定の技巧はその通りだけれど、そういう話ではないと思うよ。

著者近影が好みだったので購入した1冊。



長くなったので4月のピックアップは1冊だけです。