娚の一生 1 | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

 
「娚の一生」全3巻/西 炯子/小学館flowersフラワーコミックスα。
 
 
 
 
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全巻揃って売っていたので購入。目論見どおり纏め読み。
 
しかし西炯子、巧すぎる。
 
 
●1巻
「“恋”なので仕方ありませんでした」
 
たまたま帰省中に祖母が突如亡くなり、田舎の家を預かることになった主人公・つぐみ。
しかし葬儀の翌日、気付くと祖母宅には見知らぬ男・カイエダが勝手に住み着き始めていた。
 
どんどん生活に侵食してくる海江田。
 
そして彼は言う。
「練習やと思て、ぼく相手に、恋愛してみなさい」
 
 
 
謎の男が眼鏡外さずに顔を洗うところから、一気に引き込まれた。(実はこのオッサン動揺しているんだなぁ、て。)
 
その後も、主人公つぐみが気がつく女なのに「ふろがめんどう」とか、
同期の秋本の潔さ(あんなん言われたら自分は退くが)、
『台風だョ!』の最後の海江田の反則的男前さ! 
と、見所ポイントが続く続く。
 
 
オッサンお茶目なんだが、すべての台詞に裏がありそうでヤキモキする。
哲学科教授・メガネの51歳なんて反則だろう。
 
 
「折り入ってお話があります。明日、外してください」
「羽目を? メガネを? 理性のタガを?」