そこは温室、外は寒い。 | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


誰もが知っていること。


そこは温室、外は寒い。




学校に在籍している時、
家庭にポジションの在る時、
外の風の冷たさを想像しないではいられなかった。

この日だまりの中に今居ることこそを不思議に思っていた。

感謝の念より先に、我が身の幸運が何故齎されているのか。
疑って詮無い事柄であっても、此処に在ることだけは紛れもなく事実て、幸せを知っていた。


数年の後には仲間の悉くが、この位置には居らず、
塒をひとつに共に歩む人も無く、
我と我が身のみを背負って行くことを当たり前に知っていた。

ただ、この幸せを忘れまいと思った。













自分よりも
考えなしという人種が居たことに驚く。
今日この頃。

何か出来たらいいですね。
来年の今頃。