面白い本に行き当たった。
「名探偵の大発見」フェレット物語 5/リチャード・バック/新潮文庫。
ロンドンに住む探偵シャムロックが主人公の物語。
これだけ見ると、まぁホームズを意識した設定。
しかし
記憶力にすぐれ、観察眼に富む彼女
(シャムロックさんは、うら若きお嬢さんのようです)
の見つけてしまった謎は、
創世の謎ならぬ、文明一大転換の謎!?
いわゆる事件がバンバン起きたりはしないのだが、
なんだかとんでもない事件の渦中にいるような読み心地だ。
シリーズものらしいのだが、
今のところこの作品の中だけで関連エピソードは出ていないように見える。
ジャンルは子供向け哲学書のような、目に見えて寓話のような。
とりあえず
シャムロックに関わってくる観察者Xの正体が気になるまま、読み途中。
後50ページ。