「そして自由な思想というのは、人として最低限、何が大切なことなのかを当たり前に判断することなのだと、私は思っている」(本文より)
「鵺子ドリ鳴イタ」5/霜島ケイ/小学館ルルル文庫。
- 封殺鬼―鵺子ドリ鳴イタ〈5〉 (ルルル文庫)/霜島 ケイ
- ¥890
- Amazon.co.jp
志郎さん登場編の完結。
戦前もこれで終わりだろうか。
火狩さまの上げられていた、桐子の『この国のもの』の台詞も、封殺鬼の世界観が表されていて好きだ。
是非、友達っていいな編・お付き合い編・新婚生活編・長男病弱で育児大変だよ編と読みたい。
……んー、
弓生がスパイのように恋文伝書鳩をしていたり、
聖が三角巾&割烹着で赤ちゃん隆仁をしょってる図しか思い浮かばないが、それもまた好し。
以下実況メモ混ぜ合わせつつ感想。
えんがちょキタ━(゚∀゚)━!!
山におけるアレは彼らにとっては完全体への手順となったが、この国の法則だと神に成るひとつの方法。
@200ページ。うん、どう考えても頭はいいが、ここで聖に言わせる必要はあるだろうか。
本編は桜木の登場シーンを別にすると、やや読みにくい傾向。戦闘もいつもとテンポが違う?
まぁ、今回、硲にとっての本編は桐子と志郎が夜釣りをするシーンなのでいい。
騒ぎを起こして目をそらせる方法については前から気になっていたが、文字で戦争直前のこととして読むとより恐ろしさを感じる。
例えばここ最近、ニュースは覚醒剤のターンだが(週末テレビを見たら予想以上だった)そういう騒ぎが持ち上がっているときほど報道されなくなってる何かとか。
付録CDは未聴。
「花物語」/吉屋信子の朗読が入っているのか? wktk
キャストは鈴村・諏訪部コンビ。
その昔の石川英郎・中田譲治のセットも好きだ。いつもキャストに恵まれているな。
では、また会う日まで!