▼前の記事の続き。
http://ameblo.jp/grayground/entry-10276753930.html
●「空飛ぶ絨毯」/沢村浩輔。
霧の深い街の不思議な事件の話。
絨毯がふわふわと飛んでいく夢を見たと八木は仲間に話した。しかし、時を置かず彼女は……。
霧や靄で「A先生~」を思い出してしまったが、もっと読みやすい。
すっきりはするが、ある意味ホラー。
●「チェスター街の日」/柄刀一。
イギリスの田舎に来た車椅子の富豪の話。
彼は、怪しい館「ランドエンド・ハウス」が、噂通り自己修復するのを目の当たりにしてしまう。
しかしいい話にまとめすぎ(笑)。あと、B・Bの解説は無くても良い。
中盤までの謎状況の描写は楽しく、相変わらずの力まない大技を繰り出してくる。
これならばアリスモチーフを全面に出すとか、一貫性が有るほうが雰囲気に入りやすかったかもと少し惜しまれる。
●「雷雨の庭で」/有栖川有栖。
クレーマーなおじさんが雨の降る庭で撲殺されていた話。
火村シリーズで、兵庫の樺田警部&野上刑事管轄。後味の悪さ具合では「絶叫城~」系の分類だな。
合作作家の片割れの女性がかなり好みのキャラクターだった。有栖、名乗りを上げてしまえ。
そして1作品1猫(・ω・)
●「迷家の如き動くもの」/三津田信三。
薬売りの少女達が見たり見なかったりした奇妙な家の話。
朝には無く昼には在り、午後に無い家屋。行商人の語るとおり、あれは生きているモノなのか。
妖怪・怪談満載の刀城言耶シリーズ。三津田は好みの題材なのに、何故、こう毎度々々読みにくいのだろう。平易な文章で面白いのに全然進まないよぅ。
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