気持ちいい日差しの中、幸せな作品を幸せに読書する。
「スペース」/加納朋子/創元推理文庫。
- スペース (創元推理文庫)/加納 朋子
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駒子&瀬尾シリーズ3作目。
「スペース」、「バック・スペース」の中編2作で成り立っている。
●「スペース」
手紙により不思議な縁でつながれた瀬尾と駒子の、あのクリスマス(※『魔法飛行』参照。)後を描いた話。
今度は駒ちゃんが瀬尾に読んでほしいと手紙の束を渡す。
"駒ちゃんの書いた女子大ライフを綴った手紙"に対して、瀬尾はどう応えるのか。
てかね。
よくよく考えなくても瀬尾さん、答え知ってるんじゃん!
駒ちゃんが焦らされ過ぎなような。
洟が垂れそうになったと書かれるヒロインも珍しいが、終わりよければいい。
●「バック・スペース」
「スペース」の重要人物による別の物語。
これがまた綺麗な話なんだ。
単体で見てもすっきりとした造りが好きだ。
一見普通の生活を描いていたものが、どんどん鮮やかな印象に変わるところが素晴らしい。流石

惜しむらくは10節。
解決編の一部だが唐突すぎる。きっちりと解を置いていって下さるのは有りがたいが、もう少し表現の仕方は無かったのか。どうしちゃったのかと思ったよ。
しかしやはり宮澤賢治もいいな。
落ち着いたら系統立てしておこう。