今日のは再読で印象変わった1冊。
国名シリーズ第4弾・言葉遊び万歳な
「英国庭園の謎」/有栖川有栖/講談社ノベルス、講談社文庫。
- 英国庭園の謎 (講談社文庫)/有栖川 有栖
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「雨天決行」
雨上がりの公園の四阿にエッセイストの死体。
捜査線上には意外な交友関係が浮かび上がるが、臨床犯罪学者火村は彼女の最後の電話を気にしていた。
うううむ。判断に困る。しかし話は嫌いではない。
「竜胆紅一の疑惑」
大御所作家の竜胆紅一。
人気絶大な恋愛小説をものす作家だが、スランプに加え自宅への放火発生など精神的に追い詰められていた。
地味な作品だなぁ、ミステリーっぽくもないしーと思っていたら裏で意外な展開が(((゜д゜;)))
「三つの日付」
バー・ナスカを舞台にしたちょっと趣のある話。トリックに時代を感じる。
が。
それはそれとして、これ完璧に解けた日本人は何人いるんだ?
「完璧な遺書」
有栖でも火村でもない別視点の倒叙もの。
自殺に見せかけるために作った完璧な遺書。ところが捜査に来た怪しげな犯罪学者は難癖をつけてきた。
てんさいすぐるwww
「ジャバウォッキー」
言葉の怪物ジャバウォッキーからの電話が全てのはじまり。彼の爆弾はいつどこでタイムリミットを迎えるのか?
とんでもなくハイテンションな作品。
収録作中で一番原色。
「英国庭園の謎」
英国式庭園で資産家が宝探しを開催。鍵になるのは美辞麗句の連なる一編の詩。
謎解きに紙とペンが必要かもしれん。
初読は電車の中で記憶力だのみでやったら時間かかった(笑)
有栖川はたまに無邪気な悪意を書いてくる。