有栖川有栖強化期間らしい記事を上げます。
今日はデビュー作をご紹介。
ちなみに「月光ゲーム」は長編デビュー作。
で、「やけた線路の上の死体」。
これが発表順的にも、鮎川御大的にもデビュー作。
学生アリスシリーズ短編。
すでに江神部長、望月、織田、アリスと4人揃って登場。
舞台は、和歌山にある望月の実家。
アリスが1回生の夏である。
うん、多分作中時間も「月光ゲーム」の前じゃないかな。同じ夏だけど。
なんかね、アリスが入る前から、この推理研は変な事件に遭遇しまくってるらしいですよ。
だから、旅行したら殺人事件ぐらい起こるよねー。
って、作品が壮大な伏線かよっ!
今回の事件は、殺人おょび死体遺棄。
解決するのは、
エラリー・クイーン派、地の利のある望月か
エド・マクベイン好き、ハードボイルドを体現しつつある織田か
作家志望の新入生、奇妙な名前がミステリな有栖川有栖か
やっぱりここは謎の長老、アルカイックスマイルの江神か?
そして
短編なのに挟まれている、時刻表の使い道はどこなのか?
1作目から、かなり飛ばしてるよ。
ちなみに下の本に収録。
▼「無人踏切」
http://ameblo.jp/grayground/entry-10219906987.html
↓こっち新装版。
- 無人踏切―鉄道ミステリー傑作選 (光文社文庫)
- ¥1,040
あと、こっちにも再録されてる。
▼「ぼくらの愛した二十面相」/東京創元社。
<画像はまた今度>
- ぼくらの愛した二十面相 創元推理 (17)/著者不明
- ¥1,995
- Amazon.co.jp