文庫新刊から大プッシュ。
「文楽のこころを語る」/竹本住太夫/文春文庫。
現役の最年長太夫(当年85歳)が語る、文楽の芸、妙、そしてこころ。
親本に、+茂山千之丞(狂言)との対談でめでたく文庫化です。
すごくオススメ!
初心者のうちに読んでも分かりやすいし、ある程度作品に生で触れてから読むとぐっと参考になる。
しかし親本のみならずオール讀物の対談記事も手元にあるので購入をためらっているところ。布教本にするか。
この本をすすめておいて敢えて言うなら、
とりあえず生を見に行け!
書は捨てなくていいから(笑)街へ行け。
住太夫の舞台の語りはいいぞう。
インタビューだとめっちゃ爺様喋りなのに、舞台だとどこから声出とんの!? というミラクル。
ネイティヴ大阪弁の最後の砦になってしまう恐れは杞憂になるのか。
どうだろう、咲寿太夫さん?