さりとて | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

「犬神博士」/夢野久作/角川文庫。年末に出た新版。


犬神博士 (角川文庫)/夢野 久作

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旧版が本棚の隅に居たような気もするが、まァいい。
昔の友人の連想から手に取った。


奴は「ドグラ・マグラ」に傾倒し

自分は「孤島の鬼」に入れ込み


「黒死館~」がどうの
「虚無~」は読んだか?
なんか「ウロボロス~」っていうのも在るらしいが如何だろう

などと、噛み合っているのだかいないのだか判らない会話を一時期はしていたものだ。


平行線を辿る主張の末に

「そんなに胎児が好きならコレを読め!」

と、其頃出始めた京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を滅多矢鱈に勧めた記憶も有る。
(人、其れを押しつけと言ふ)


本題に戻り、「犬神博士」も当時読んだ筈だが、実は剰り記憶に無い。再た怒られそうだな。うーむ。

チャカポコチャカポコ



読み了った。
記憶が無くて幸いだったかも知れん。
冒頭と最後はうっすら覚えていたが、
思ったより美少年の出現時間が長かったじゃないか。この胸キュンストーリーを放っておいちゃいけないだろう角川書店。(←物は言い様)

人にとっての『神様』が機能していて、ガネーシャより目に見えていた時代を描いた小説なのだ。

しかし冷静に読むと夢野の文章は理性的だな。行き当たりばったりの様な勢いに見えるが過不足無い表現。教科書みたいに冷静に読むのも如何かと思うがね。

当時はもっと読みながら死にそうに感じていたんだよなぁ。
今も脳味噌に手ぇ突っ込まれて中身をぐぁらぐゎら掻き回される感覚は有るが、耐性が付いたのか鈍化したのか。
どちらだろう。



ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)/夢野 久作
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ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)/夢野 久作
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孤島の鬼 (創元推理文庫)/江戸川 乱歩
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黒死館殺人事件 (河出文庫)/小栗 虫太郎
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虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)/中井 英夫
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虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)/中井 英夫
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↓当時話していたのは「ウロボロスの偽書」

純正音律は最終巻(?)です。

ウロボロスの純正音律/竹本 健治
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文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)/京極 夏彦
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