「イッツ・オンリー・トーク」/絲山秋子/文春文庫。
- イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)/絲山 秋子
- ¥410
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表紙の金魚がかわいい1冊。
装丁は大事ですよ。本読みは、紙やインクのレベルから読んで(食べて)いるので。
いいものはちゃんと売らないといかんです。
解説を読むかぎり、どうも私は『絲山B』ばかり読んでいたような。。。
これ、凄く穏やかなんですけど!
収録作品「第七障害」は、よくありそうな話だが読んでいて心地よい。ありそうでない理想に近い優しさを見せた篤のつくるケーキは絶対においしいのだろう。
必要な時に必要なだけ手をのばせるのが感動的でした。
「イッツ・オンリー・トーク」の痴漢(←固有名詞。そういうキャラが登場する。)もなんだが。
あれは求めているところに出てくるというより、タイミングが天才的な都合のいい男だ。いい男ですよ、もちろん。
家にまだ何作かあるかな。
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注・絲山A : メジャー
絲山B : ちょっと変。ブラックじゃないとおもわれ。