- 賢者はベンチで思索する (文春文庫)/近藤 史恵
- ¥600
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フリーターでファミレスでバイトをしている七瀬。下の名前は久里子、21歳女子彼氏なし。主人公。
いつも同じ席に座り、古新聞を片手にコーヒーだけで何時間も居座る半恍惚の人。ファミレス版・隅の老人?
勿論ただの老人ではない。
ミステリーとしては軽めだが、なにより読みやすい。
心が穏やかになって、また周りを見るのが楽しくなる。そんな本だった。
1章は、公園と犬と老人。
2章は、ファミレスと若者と老人。
3章は、夢と家族と老人。
そして連なる時間の中で、主人公の家族(もちろん犬も含む)との関わり方も徐々に変わってゆく。彼女が透明に成長していくのがわかる。
賢者はその知をもたらす者である。
そう言えば、10年前の日記を発見した。