ルンバを踊った 2007年の夏祭りの お話 | 夢は大きく持ちたい→48歳超歳高齢出産

夢は大きく持ちたい→48歳超歳高齢出産

4年の妊活(採卵20回以上、移植3回位)を得て、48歳で妊娠。
2019年8月出産。先天性心疾患のため生後3か月で手術。
2022年12月 シングルマザーになりました。
2023年7月 3歳11か月の男の子ママです。
今の夢は、息子と世界中をダイビングすることです^^

今年の話をする前に 去年の話を少し・・・・




 

2007/7/27(金)  明日は 夏祭り。
これから仕事に行って..... 明日(7月28日)の朝までは 通常常務。
それに加えて、患者さんの掃除の時間を避けて ご飯炊いたりする。

患者さんは
遠足の前の子供みたいだから、
消灯までの関わりで、今夜寝るかが決まる。
看護の腕の見せどころ!!!! 


薬を上げて寝かしてしまう..... 
簡単な事だけど..... それは 看護ではない!!! 


医者でなく....
家族でなく....
精神科の看護士 独自の 信頼関係と技術

そして.....
私の病棟の患者さんが 楽しみにしてくれている
夏祭り
私の一芸 【社交ダンス】を披露してきます。
夜は花火もあるらしい!!!! 

よい天気でありますように.....

夕方 ~ 夜まで
私の体力が持ちますように!!!!
いってきます!!!


 

そんな気持ちで 私は 去年の夏祭りを 受け止めていた・・・・





 

2007/7/28(土)  夏祭り当日。
16時間穏やかな夜勤を終えた。

少し夏祭りを見たいなぁ~~      中庭へ 同僚と出向いた。
F病院に移って、初めの夏祭り。
思った以上に盛り上がっているんだ。
患者さんも 嬉しそう!! 


自分の病棟の模擬店に顔を出す。
何人かの患者さんがいた。
私の病棟は、開放女性病棟。


【何時からなの?】
【着替えるんでしょ!!】
【化粧はするんでしょ!!】
【楽しみです!!】
患者さんが、声をかけてくる。

期待してくれ、楽しみにしていてくれるのが、わかる。
患者さんとすれ違う度に、声をかけられた。
緊張が高まる。

私の出番まで、3時間、少しだけ寝ておこう!! 
仮眠を取るために、仮眠室へ向かった。
【ダメ!! 興奮して眠れない!!】
そして、今日のお手伝いをしてくれる
私の友達の Rさんが来てくれた。

踊る事の緊張は、どうしたって高まる。
それ以上に、患者さんの期待に、ドキドキする。

日々の生活の中では見られない 患者さんのキラキラした瞳。
言葉にしなくてもわかる。
【楽しい!!】と。

そんな素敵な笑顔を見せてくれて【ありがとう!!】

いくつになっても。
病気でも。
オンナはオンナである。
綺麗なものは好きで、華やかなものに、興味を引く。

ドレスを着て、化粧をして、舞台裏に、スタンバイをする。
丸見えの客席。
舞台上でなく、舞台裏の私達の方を見てくれるのがわかる。

両方の頬の筋肉は、上がり
キラキラした瞳は、こぼれてしまいそう。
興奮のピークで、私達を見つめている。

私達の紹介がされた。
優しい音楽が流れてきた。
何度も聞いた、曲。


【夜の女王、踊れる看護師をめざし、7ヶ月。
一生懸命,練習して来ました。 皆さん!! 見て下さい】

チョッピリ可愛いらしく挨拶をした。

外なのに.....シーンとする。
Rさんのリードに任せて、踊りだした。

シットリと踊りきった。
曲が終わり、しばらくの静寂。
そして、拍手。


 

張り詰めた 緊張。。。
確かに存在する 手ごだえ・・・・・・




 

挨拶をして、舞台を降りた。

観客席側にまわる。
キラキラした瞳が、私を見つめる。
直に触れる 患者さんの喜んでる 顔。
やってよかった!!

その笑顔が見たかったの。


【見せてくれてありがとう!】
患者さんが言ってくれるけど....

【見せてくれてありがとう!】
私が、あなたの笑顔に 言いたいの.....

たくさんの笑顔を見せてくれて ありがとう!! 
たくさんの...... たくさんの..... 笑顔

笑顔のままで
笑顔のままで

私は、こっそりと着替えて、病院を後にした。


 

たくさんの笑顔に包まれた 夏祭り。

期待はしてはいけない!!! と思っていても、
少しの期待をしてしまう。
なんか 言ってくれるんじゃないか!!!って。

そんな期待はしちゃいけない!!! 

病棟に入った瞬間
「先日はお疲れ様!!」で 通常業務が始まる。
冷たく感じるほどに あっさりと。

淡々と 通常業務をこなす。
昨日が 夏祭りだって 忘れかけた頃になって....

【昨日は良かったです!!】
【きれいでした!!】
【また見せてね!!】と...笑顔で話してくる....

言葉にしてしまうと、自分が褒められたかったかに聞こえる。
そうじゃないの!! 

夏祭りが楽しいものであった...と言う その【笑顔】が見たかったの。

中には 患者さんからの強烈な批判もあって...
患者さんだからって きつかったりもするんだけど....
そんな時は 言っちゃうんだ。
【その言葉は 私も傷付くよ!!!】

精神科の患者さんは 多くの記憶が長続きしない事がある。
次々に沸く感情に 移り行くから、過ぎていくものに こだわれなかったり.....。

泣いて  笑って  怒って  悲しんで  喜んで
たくさんの感情を 持っている
精神科の患者さんの 純粋なココロ

同じように【時間】を過ごすなら、
少しでも笑っている時間を長くしてあげたい と思っている。

笑っている時間
喜んでいる時間
楽しんでいる時間

そんな時間を 作ってあげる お手伝い。


覚えていられなくても...あなたが笑っていたのは、事実だから....
もし.... もし...
もしも... 時々でも... その時の笑顔を思い出せる瞬間があればいいね

また... あの... 夏祭りの笑顔.... 見せてね.....

笑顔をつくるお手伝い。
できることは、またするから
笑顔を見せてね!!!


 

これが去年の夏祭りの出来事でした・・・・・・