クレイア?コンサルティング株式会社 代表取締役
四六判/272頁/1600円+税/東洋経済新報社
BOOK REVIEW―人事パーソンへオススメの新刊
■著者が代表を務めるクレイア?コンサルティングの調査によると、自分が所属する職場で「閉塞感を感じている」と答えた人は4割以上に上るという。本書はその「閉塞感」の実態と構造を浮き彫りにし、どう打破していくかをテーマに据えた一冊だ。
■冒頭のケーススタディでは、マネージャーへの道を閉ざされた社員、望まない異動を強いられた社員、苦悩するリレディースシューズ トラ実行責任者、やりがいのない長時間労働から逃れたい社員の4人が登場する。それぞれが直面する閉塞感の原因はどこにあるのか。やる気もあれば能力もある4人がどうにか抜け出したい現状――著者は「心理的なカベ」と「構造的なカベ」という二つの概念から問題の根本を読み解く。
■閉塞感を生み出す構造は、直面する本人の努力だけでは変え難い。個人は、企業は、そして社会はどう変わっていくべきなのか。著者はそこにもう一つのテーマ、「日本企業への警鐘」への想いを込める。閉塞を打破するためには、企業が自らメスを入れ、組織やビジネスの構造に痛みを伴う改革を断行していかなければならない。再び景気が持ち直しても、改革の手綱(たずな)を緩めては日本企業に浮上のチャンスはない、と著者は説く。今の職場を見渡しながら、あなたはこのメッセージをどう受け取るだろうか。
やる気もある!能力もある!でもどうにもならない職場 閉塞感の正体
内容紹介
あなたの成長実感、やりがい、仲間との一体感を妨げる閉塞感。職場の閉塞感はどこからやってくるのか?そして、あなたはどのように対処するのか?本書を読めば、閉塞感発生のメカニズムがわかり、乗り越えるための手だても見えてくる!