復興ニッポン:焼肉を故郷の味にした、女川「幸楽」 ~味から始まる復興~ | graybanのブログ

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 鮮やかなピンクの肉に葉脈のように走る見事なサシ。ひと目見ただけで上質な牛肉とわかる。聞けば、石巻の牧場から直接仕入れたチャンピオン牛のモモ(ロース)であるという。一方のバラ(カルビ)も、肉のきめ細かさで知られる仙台牛?茂洋(しげひろ)のメス。これに秘伝のタレをからめて、ジューッと焼く。立ちこめる煙と匂いに期待がふくらむ。

肉色もサシもみごとなチャンピオン牛のモモ(ロース)。仕入れる肉は仙台牛またはA5級の霜降りの度合いが高いものを基本としている。これで1人前850円だというから破格だ (この記事の写真:田頭真理子)

 表ビーツ ヘッドホン -コービー 9 だけを軽くあぶった熱々の1枚をつまんで口に入れると、香ばしさの中にとろけるような肉の旨みがじんわりと広がる。焼肉とは五感をこんなにも喜ばせるものなのかと、あらためて知った。

「うちの焼肉は、女川っ子のスタンダード。だからまだまだ頑張らないと」と、ご主人の金山富五さん

 漁師町として有名な宮城県女川町。ここでまさかこんなにうまい焼肉に出会えるとは思ってもみなかった。だが、生粋の女川っ子なら誰でも、ここ「幸楽」の名を知っている。「女川のソウルフード」なんて表現する人さえいる。

 「女川の子はみんなうちの焼肉を食べて育つんですよ。大きくなると東京とか都会に出て行ってしまう子も多いけど、盆暮れ正月には必ず帰ってきてくれる。それで、やっぱり幸楽がいちばんおいしいね、なんて言ってくれるんです」と、ご主人の金山富五さん。それもそのはず。幸楽は女川で唯一の焼肉店だ。オンリーワンが最高の焼肉を出す店なのだから、女川っ子は幸せだ。

バラ(カルビ)は、ごま油とニンニク、黒こしょう、煎りごまをすり込み、秘伝のタレで揉んだ状態でお客のテーブルに。タレは先代のオリジナルをベースに金山さんが手を加えたもの。1人前850円(写真は2~3人前)

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