今回は王家の谷近くのフィギュアショップについて書く。
王家の谷を出た後、ツアーは石膏の加工施設に立ち寄った。
到着すると待ち構えていた職人がフィギュア作りの一作業を披露した。
そして強制参加のこのイベントに疑問を抱く間もなく、ショップの中に誘導された。
店内にはあらゆる像が所狭しと並び、サイズも価格も様々だった。
この手のお土産はどこでも手に入る。
手頃で軽くて荷物にならないのでよく売れるのだろう。
個性的な神々の姿にワクワクした。
一際スタイリッシュな陳列スペースの作品は、素人目にもグレードが段違いに思えた。
カイロのハーン・ハリーリ市場でぼったくられた後なので食指は動かなかったが、見るだけでも充分楽しめた。
長居をすると店員に絡まれそうだったので、電話がかかってきたフリで店員の売り込みを振り切りバスに戻った。
なんだかんだと色々買い込んで、満足げな顔でバスに戻ってくる客の乗り込みを待って、ようやくバスが出発した。