抜け毛が減ってきた? | 甲状腺機能亢進症の闘病記録

甲状腺機能亢進症の闘病記録

バセドウ病や副作用についてのコメントなどお待ちしております

先日血液検査をしてきました。

 

前回と比べてFT4FT3ともに前回と比べ誤差とも思えるくらいの微妙な低下でした。

とはいえプロパジール6錠にしてから2週間しか経っていないことやFT4は半減期が長いことから本格的な結果が出るのはまだ先だとは思います。

現段階ではとりあえず悪化は免れたところだっというところでしょう。

 

ここまでの気づいた点を列挙します。

 

1. カリウム値上昇

血中カリウム濃度が上昇しており、前回は3.6とかだったのですが4.2まで急上昇しておりました。

今までこんなに上がったことはなく、やはり抗甲状腺薬が聞いてきたのと同時にスピロノラクトンのカリウム保持作用の効果が出やすくなったのでしょう。

カリウム値が上がると体が軽くなり、足下はしっかりしてきます。

 

2. 抜け毛が減った...かも

おそらく結構抜け毛は減っている気がします。いつの日か髪を梳かすだけでも50~100本近く抜けていた髪が10本かそれ以下くらいにまで戻りました。

シャワーのときも試しにタライに最初のすすぎをしてみたところ確認できたのは1~5本程度でした。実際にはその前に髪を梳かしているのでプラス10本くらいでしょうか。

生え際などは少しずつ生えてきていますが、やはり抜け落ちすぎたせいか戻ってくるのが遅い部分があったりなどまばらです。

 

3. 肌が綺麗になった!?

意外な副産物でした。急に「え?肌が綺麗になってる!?」っと驚かれました。

なんとなく鏡で見ていると自分でも綺麗になっていっている気がしました。

おそらく甲状腺機能が少しなりとも低下してきていることで代謝過剰が落ち着きを取り戻し、今まで急速に剥がれ落ちていた皮膚細胞がしばらく停滞するようになり、ちゃんと栄養を撮り続けるようになることで皮膚も厚くなりきれいに成長した皮膚が顔に出てくるようになったのでしょう。

こうしてタイピングしている手を見てもそうなんですが、今までは皮膚が薄くて血管が浮き出て見えていました。まるでドーピングしているスポーツ選手のように。それがだんだん厚くなってきて血管は見えなくなり、綺麗な手になってきたというところでしょう。

 

4. 便通が良い

毎度汚い話ですいません。便通はとても良くなっています。今までは軟便状態で腸が過剰に働いていたことがよくわかりました。最近はきちんと消化できるペースで腸が動いているためか綺麗な便が出ます。

 

5. 目が窪んだ

バセドウ病は眼窩が腫れることで出目状態になります。

昔から目つきが悪いとか言われていましたが、バセドウが原因です。

そしてこれもやはり腫れが引いてきたのか目が窪み出し、少しだけ彫りの深い目つきになりました。そのおかげか視力が少し上がったようです。それも本当に少しですが。

 

こんなところでしょうか。

今の所の自覚症状としては異常になります。

 

ここまでの感想を書き連ねますと、バセドウ病は直す方がメリットが多いことがわかりました。

投薬治療は薬の副作用で脱毛が出ます。これを恐れて薬を中断する方もいると思います。私もそうでしたが、甲状腺診断マニュアルや内分泌学などの書物を読み、確信したことは甲状腺が亢進をしても脱毛を引き起こし、途中で断薬したりなどの不安定な投薬を続けていると薬の副作用と甲状腺悪化で余計抜けるということです。

甲状腺重篤な患者には投薬限度以上の錠剤で急速に甲状腺ホルモンを正常化させようと考える医師もいます。その逆でゆっくり落としていく医師もいます。どちらも脱毛の副作用については大差ありませんが、前者はより低下症になりやすかったり無顆粒球症や鼻血などの副作用が出やすくなります。太ることを恐れる患者も多いですが、そういった方はあまりの薬の効き目に亢進中ではあっても低下症の気になっている可能性があるのです。

以上のことからこの病気を持っている私たちはやはり薬を飲まなければならず、その経過段階で得られるメリットの方が多いはずです。

 

太る前に食生活を、低下症の気がある時は医師に相談を、安定してきたらかるーい運動を始めることで改善していきましょう。

 

ちなみに激しい運動は急激に悪化させる危険を孕んでいます。

甲状腺機能亢進患者は安定してきて運動を始めたくなっても20~30分とかで止めた方がいいです。

それだけでもやはり相当なカロリーを消費しているはずです。