
またまたランニング本の登場です。今回は漫画なのだ。ネットでその存在を知りました。
何でも少年マガジンに連載されてたというのですが、知りませんでした。
作家は堀内夏子さん。へぇ女性漫画家なんだ。はい、当然知りません。
少年誌に女性漫画家が掲載される時代なんですね。
いかにも女性らしい線の細いタッチで描かれてますねぇ。
「まぁ漫画だし」と軽い乗りで読み出したんですが、
一気に怒涛読みしました。面白いぞー。
これも駅伝を題材にしてて、何でも出場チームの補欠クラスで組まれたチームの活躍が描かれています。そんで話の中身はまさに「風が強く吹いている」の漫画バージョン。
何たって少年漫画の王道を行くスポーツ物でしょ。だから「熱血」「友情」そして「感動」が、お客様感謝デーの出血大サービスみたいに「これでもか」と描かれてる。もう、てんこ盛りです。
中でもラスト、若いライバルに離されそうになるところでのアンカーの自問自答が凄く格好良いので紹介します。
(一部抜粋)。
「苦しい」か?
どこが苦しい、足か?心臓か?気持ちか?
「苦しい」ってどういうことだ?
いつ俺は苦しかったんだろうか‥
「苦しい」のは‥
「苦しい」っていうのは‥‥
苦しいのは、今、この時だ。
闘っているということ!!
苦しいというのはこういうことだ!
望むところだ!!
この「望むところだ」という台詞が格好良いです。
「負けてたまるか」じゃ決まりません。「望むところだ」だから
格好良いんです。痺れます。
はい、このシーン何度も見返しました。何度読んでも良いなぁ。
この漫画「ROAD」、ブックオフの105円コーナーにあると思いますので、
見つけたら買いましょう。損はさせません(105円で損したもないでしょうが)
特に3巻はお勧めです。
(2巻は少し恋愛度が濃い目なんで)