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ゆうよう子です

 

 

 

 

いうまでもありませんが

人は常に他者と関わりながら社会生活を営んでいます

そして、コミュニケーションのとりかた次第で

人間関係の築き方やそのあとの関係性が変わっていきます

 

 

まず、コミュニケーションとは何か?

 

それは

・社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと

 

・言語・文字・身振りなどを媒介として行われるもの

 

・意思の疎通、心の通い合いという意でも使われる場合もあります

 

 

 

グローバル化が進む現代において

個々に様々な文化的背景も持つ人たちが

 

「文化的な違いから相互のコミュニケーションにおいて

どのような影響を与えるか」

 

について、文化人類学者のE.ホールが提唱した

『Context=コンテクスト』という概念を知っておくと

文化・歴史背景・言語・価値観の違う者同士であっても

互いを理解するのにとても役立ちます。

 

 

これは背景の異なる人同士間や

グローバルコミュニケーションの場では

共通認識としてよく話される概念ですが

 

 

たとえ同じ文化背景のある人同士でも役立つ概念であり

他者と関わるときに相手の心理を包括的に想像でき

職場においてや

また

パートナーや親しい人との関わりにおいても

相手を理解する手助けになります

 

 

まず、コンテクストというのは

一般的に「文脈」と訳されることが多く

脈絡」、「状況」、「前後関係」、「背景」など

と訳されることがあります

 

 

そこで、アメリカの文化人類学者E.ホールが

提唱しているコンテクストの概念とは?について

みていきましょう

 

 

まず、こちらの2つに分類されます。

 

・低コンテクスト (ローコンテクスト)

・高コンテクスト (ハイコンテクスト)

 

 

 

 

下の図、向かって左側から低コンテクストで

右の軸に向かうほど高コンテクストとなります

 

 

ドイツ系スイス  ドイツ  スウェーデン  アメリカ  フランス  イギリス  イタリア  スペイン  ギリシャ  アラブ  日本

 


*コンテクストの要素には、歴史的環境、社会的環境、心理的環境、対人関係、時間、空間などが含まれます。

 

 

この低コンテクスト・高コンテクストが意味するのは

 

例えば最も高コンテクストとされる日本では

 

 

言葉以外の状況やその前後にあるやり取りなどから

重要な情報を読み取り「察する」ことによって

コミュニケーションが成り立つというもの

 

 

このような高コンテクスト文化では

その背景となる情報を共有している度合いが高く

明確な表現よりも相手から伝えられる

わずかな手がかりによって

相手の意思や意図を読み取とり

一つ一つ具体的に説明しなくとも

コミュニケーションが成り立ちます。

「空気を読む」というのもその一つですね。

 

 

 

一方、ドイツ系スイスなど

低コンテクスト文化では

背景情報の共有度が低いため

相手に理解してもらうためには

曖昧さのない具体的な表現と

正確な内容が重要になります。

 

 

従って、コミュニケーションでは

できるだけ明瞭に伝えることが大切になり

説明のために言葉や会話の量が増えます。

 

 

E.ホールが「文化を超えて」で提唱した1976年から

現在まで40年というときを経て

このコンテクスト文化の程度は変化しているかもしれません

 

 

それを踏まえましても

言葉や態度ではっきりと示さなければ伝わらない相手であるのか?

それとも、

非言語など言葉だけによらずその場の状況に与えられた情報から読み取ることが可能な相手なのか?

 

といった概念を持っていることで

コミュニケーションのとりかたの工夫が出来

関わる相手への理解を深めることができます

 

 

また、ビジネスシーンにおいて

グローバルな環境では

コンテクストフリー(関係や状況に左右されない) の状況で

発揮できる能力を身につけることが必要です

 

具体的には

 

・明確な言葉

・明確なロジック

・明確な思考の枠組み

 

というコンテンツで意思疎通を行える

スキルを習得することが必要とされます
 

 

 

また、個人的なリレーションシップにおいても

 

「こんなに大変な状況なのにパートナーはわかってくれない」

「みたらわかるのに気づかない」

 

といったことがある場合は

相手の方は低コンテクストの程度が高い可能性があります

 

やってほしいこと、わかってほしいこと

などをはっきりと言葉で明確に伝えることで

解消できる手掛かりになるかもしれません

 

 

 

出典:「暗黙の了解、一を聞いて十を知る」

出典:異文化理解力 エリン・メイヤー著

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ピンク薔薇みなさんに沢山の幸運が舞い込みますようにピンク薔薇

 

 

 

 

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