先日2月26日（現地時間）に開催された
第84回アカデミー賞授賞式
「作品賞」に選ばれたのは
フランスの白黒＆サイレント映画
「アーティスト」（原題：The Artist）でしたね*:..｡o○☆ﾟ
今では当たり前のように
「カラー」で映画を観ていますし
「3D」も珍しくはなくなりましたが
世界で初めて「物語構成」を持ち
複数のシーンで構成された映画『月世界旅行』が
フランスで制作されたのは1902年のこと
もちろん
白黒＆サイレント映画 
その監督、元マジシャンで
世界で最初の映画作家でもある
ジョルジュ・メリエスに
映画製作へのインプレッションを与えたのが
フランスのリュミエール兄弟が開発した
シネマトグラフ（1895年）
初期の段階から映画をカラー化する試みは存在していて
当時はポジ・フィルムのプリントに型紙をあてて色付けしたり
手で１枚１枚着色していたので
それはとてつもなく大変な作業だったと想像できます･*:.｡..
第一次世界大戦後に進んだ研究によって
「三原色」（黄・シアン・マゼンダ）
重畳原理に基づく新方式が生まれ
1930年代に入ってからは徐々に
本格的な「カラー」映画が成立し現代に至っています
当時は「白黒」から「カラー」への”着色”には
美学者や映画作家からの非難の声もあがり
道徳的・芸術的議論が巻き起こったりもしていたそうです
2012年という
技術も色の感性も研ぎ澄まされた時代に
今回の「白黒＆サイレント映画の作品賞受賞」というのは
古き時代にあった何か大切なものを探る・立返るための
回帰とも言えるのかもしれませんね*:..｡o○☆ﾟ
そして、今アカデミー賞で「撮影賞」を受賞した
「ヒューゴの不思議な発明」
早速、こちらの作品を観てきました
ネタバレになってしまうので内容は控えますが
この映画も
「白黒＆サイレント映画」の要素が盛り込まれており
記事の最初の方に書いたような映画史を少しだけ＾＾
知っておいてから観ると
色んな視点で感じることができるように思いますo(^-^)o
私はストーリー以外に
キャストの身につけている衣装
クラッシックなツイード素材や
帽子などが気になって見ていました＾＾
そして、キャストの一人 ベン・キングズレー
改めて、素晴らしい役者さんだと感じています*:..｡o○☆ﾟ
1993年公開の「シンドラーのリスト」で観て以来
とても印象深く残っている俳優さんですが
この作品も忘れられないものになりそうです
今日は子供達のリクエストで
こちらの作品を観ることになりましたが
次回は
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
を観たいと思いますヾ(＠＾(∞)＾＠)ノ
第84回 アカデミー賞 特集
みなさんに沢山の幸運が舞い込みますように
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