10月の色彩セラピー講習会のお知らせ

今月のテーマは「コラージュ」です

気分転換がしたい・・
ストレス解消したい・・
何かに没頭したい ・・
気持ちを整理したい・・
何となく興味がある・・


とい方はお気軽にご参加ください!

何も意識しないで切ったり貼ったりするだけ
なので初めての方にも楽しんでいただけます

お友達とご一緒でのご参加も歓迎しています


内容 : コラージュ作成
    :(CUS)カラーカードを使って
      現在の心の状態を探ります 

日程:
10/13(水曜日)  午前10時~12時終了しました
10/20(水曜日)  午前10時~12時
10/28(木曜日)  午前10時~12時


参加費:お一人 3,500円(税込み・教材費込み)

開催場所:めぐろパーシモンホール B1F 会議室

     〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-1
     TEL:03(5701)2924
*最寄り駅「東急東横線 都立大学駅」から歩いて10分ほどです
*駐車台数に限りがありますので、公共交通機関のご利用を
おすすめしています。


お支払い方法:当日または当社指定銀行へお振込
 *お申し込み受付後に口座番号をご連絡をいたします

サーチお問い合わせ・お申し込みは下記まで
 
   手紙メール info@gratia-color.com
      24時間受け付けています
              
    電話 お電話 03(3497)0332
      午前9時から午後10時まで

   *メールでお申し込みの際には
  お名前・ご年齢・ご住所・ご連絡先
  メールアドレス・ご希望日をお書き添えください


  お待ちしていますニコニコ


さて もっと知りたいという方の為に
ここからは少し背景のお話しなどを
してみたいと思います


コラージュ("collage=糊付けすること)とは
”coller"(糊でものをくっつける、思想や現実に密着する)
という語源からなるフランス語の動詞(他動詞・自動詞)
から作られた美術用語です

美術史においてはピカソ(Picasso,P., 1881-1973)
ブラック(Braque,G.,(1882-1963)により
キュビズム(立体主義)と呼ばれる
新しい絵画の表現法が誕生しました
1912年頃に新聞紙、包装紙、オイルクロスなど
現実の物体の断片を導入しながら絵画を作り
はじめ、この表現技法はパピレ・コレ(papier colle,=貼り紙)
と呼ばれました

下は1912年にピカソが制作した作品で
画面に貼り付けられた本物の藤細工の
リトグラフによる模倣とともに
一切れのオイルクロスが用いられています

$ゆうようこの起業日記 -藤椅子のある静物 パブロ・ピカソ
「藤椅子のある静物」パブロ・ピカソ(1911-1912)


もう一方ではドイツ画家 エルンスト(Ernst,M 1891-1976)
が1919年頃 相互に関係のない既製の図柄を組み合わせる
ことで独自の手法を作り出し版画や彫刻作品、
コラージュ小説(collage roman)も創作しました

エルンストにはシュルレアリスム(超現実主義)の
芸術家達との交流が背景にあり
影響を与えたものと見られています

キュビズムとシュルレアリスムとは
当初は原理の全く異なる発想からなる
ため、内容的には別のものといった
扱いがなされてきました

キャンバスに貼られた二つの切り抜き関係を
イメージした場合
キュビズムのコラージュでは「同質なもの」
に対して
シュルレアリスムでは「異質なもの」
と考えていました

しかし それらの二つの流れが時代の変遷
とともに次第に混在し多種多様の応用が
なされ コラージュ制作過程で
「自己を見つめる」という
自己治癒的なカタルシスの力が認められて
きています

現代の広告・ポスター・雑誌の表紙など
を見ても文字や写真などが巧妙な構成
配置で作られており、コラージュ技法が
確立されていることがわかります

美術表現においてのみならず、心理医療の
場に於いても、現代では箱庭療法などと共に
有効な療法として取り入れられています

*参考文献  芸術療法実践講座 コラージュ療法 高江洲義英・入江茂編
       コラージュ表現   今村友木子著