朝。お日様がきらきらする、朝露がまだ残る白つめ草の小さな丘の上で。私はゆっくりと伸びをする。
ぽかぽかのお日様
いいにおいのする花
快い風
私はこの時間が一番好き。目の前にはたくさんの人間が怖い顔して足早に(それでも私より遅いけど)どこかに一斉に向かってる。怖い顔してるけど私に何かをするような人間はこの時間にいない。私がいないように 見えないようになっているのかもしれない。
いじわるする人間の子供もいない。私の好きな場所 好きな時間
空には真っ白な雲 透明な青を何枚も重ねたようなお空 高くのびた大きな木
ごろんとねそべってみる
木の葉を風がゆっくりとやさしく揺らす
「みゅう」
そういって私の顔を覗き込んだのはりゅうだった。うみゃんと鳴いて返事をしてあげた。
真っ黒な毛 すらりと真っ直ぐにのびた尻尾 黄色の強い黄緑色の眼
少し・・・ ううん 本当はものすごく羨ましい。りゅうは本当にきれい。
「みゅう どうしたの?」
首をかしげて課を覗き込むりゅうにほんの少し笑ってから首を振る「なんでもないよ」って
おんなじ兄弟とは思えない。私の目はりゅうと違って赤いらしい、誰かがブラッドピジョンに近いルビーだとか言ったけど、ルビーを 見たこと無いし、きっとそんなにきれいじゃない。それに手は真っ白でりゅうのようにまっくろな手が良かったなと思う。だっていつも何か茶色い葉っぱで汚れるんだもの。
ゆっくりとりゅうが毛づくろいをしてくれた。わたしもしてあげる。そういえば、いつもどうしてここに来るんだろう?私は りゅうに毛づくろいしながら聞いてみた
「りゅうはどうして他の兄弟のとこにはいかないの?」
少しきょとんとして それから瞳を大きくしてりゅうは私を見た。
「だって みゅうのいるところはいつも気持ちいいところだし。それに他の兄弟は怖いもの。いつもピリピリしてるから。」
少し潤んだ眼でりゅうはこっちを見る。「ここに来ちゃだめかな?」
私はゆっくりと首を横に振る「だめじゃないよ。ねぇ もう少ししたら日陰に行かない?庭園の奥にあるジャスミンがものすごくいい匂いがしてきてるの」
りゅうはほっとした表情でうなずいた。
「ああ 良かった!!みゅうがだめって言ったらどうしようかと思った。」
みゃうんと鳴いて私の体に頭を当てたりゅうは やっぱりかわいい。
ふと見上げた空では黒いカラスが何羽かくるくると舞うように飛んでいた。カラス達はいつ見ても仲がいい。
りゅうともあんなふうにいつまでも仲良くしていけたらいいなぁ・・・そんなことを考えながら。
私とりゅうはゆっくりと庭園に向かった。
ぽかぽかのお日様
いいにおいのする花
快い風
私はこの時間が一番好き。目の前にはたくさんの人間が怖い顔して足早に(それでも私より遅いけど)どこかに一斉に向かってる。怖い顔してるけど私に何かをするような人間はこの時間にいない。私がいないように 見えないようになっているのかもしれない。
いじわるする人間の子供もいない。私の好きな場所 好きな時間
空には真っ白な雲 透明な青を何枚も重ねたようなお空 高くのびた大きな木
ごろんとねそべってみる
木の葉を風がゆっくりとやさしく揺らす
「みゅう」
そういって私の顔を覗き込んだのはりゅうだった。うみゃんと鳴いて返事をしてあげた。
真っ黒な毛 すらりと真っ直ぐにのびた尻尾 黄色の強い黄緑色の眼
少し・・・ ううん 本当はものすごく羨ましい。りゅうは本当にきれい。
「みゅう どうしたの?」
首をかしげて課を覗き込むりゅうにほんの少し笑ってから首を振る「なんでもないよ」って
おんなじ兄弟とは思えない。私の目はりゅうと違って赤いらしい、誰かがブラッドピジョンに近いルビーだとか言ったけど、ルビーを 見たこと無いし、きっとそんなにきれいじゃない。それに手は真っ白でりゅうのようにまっくろな手が良かったなと思う。だっていつも何か茶色い葉っぱで汚れるんだもの。
ゆっくりとりゅうが毛づくろいをしてくれた。わたしもしてあげる。そういえば、いつもどうしてここに来るんだろう?私は りゅうに毛づくろいしながら聞いてみた
「りゅうはどうして他の兄弟のとこにはいかないの?」
少しきょとんとして それから瞳を大きくしてりゅうは私を見た。
「だって みゅうのいるところはいつも気持ちいいところだし。それに他の兄弟は怖いもの。いつもピリピリしてるから。」
少し潤んだ眼でりゅうはこっちを見る。「ここに来ちゃだめかな?」
私はゆっくりと首を横に振る「だめじゃないよ。ねぇ もう少ししたら日陰に行かない?庭園の奥にあるジャスミンがものすごくいい匂いがしてきてるの」
りゅうはほっとした表情でうなずいた。
「ああ 良かった!!みゅうがだめって言ったらどうしようかと思った。」
みゃうんと鳴いて私の体に頭を当てたりゅうは やっぱりかわいい。
ふと見上げた空では黒いカラスが何羽かくるくると舞うように飛んでいた。カラス達はいつ見ても仲がいい。
りゅうともあんなふうにいつまでも仲良くしていけたらいいなぁ・・・そんなことを考えながら。
私とりゅうはゆっくりと庭園に向かった。