昨日の北陸地方の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

ゴールデンウィークなので、旅行中の方もいたでしょう。

昨年、福井に行った時に爆弾低気圧で右往左往したことを思い出しました。地理感覚が無い土地でイレギュラーなことが起こると本当に大変。

気象状況はまだ予測もつきますが、地震は突然ですから本当に怖い。旅先でも常に「もしも」を考えておかなきゃダメだな、と思いました。


ちなみにゴールデンウィーク、私は月組千秋楽(4/30)が終わってからこちら、世の中の行楽ムードとは真逆にほぼ引きこもっております😅

出かけたのは、タイトルの「エンジェルス・イン・アメリカ」第二部を観に行ったのと近所のジムくらい。あと半日人間ドック。


と、前置きが長くなりましたがエンジェルス〜の感想をネタバレ無しで。


観に行くきっかけはずばり、夏希さん(水夏希)が出演されてるから。

オーディションの末に出演が決まったと聞いたのは1年以上前ですが、夏希さんの喜びようは凄かったですし、お稽古&本番への意気込みも伝わってきましたので観るのを楽しみにしていました。


友人知人を誘うのに躊躇する部分は、その上演時間の長さ。

第一部が3時間半(15分×2回の幕間含む)

第二部が4時間(同上)

ストレートプレイでこの長さはなかなか覚悟が要ります。


が、結論から言うとまったく飽きずに観ました。

腰とお尻がつらかったけど←新国立劇場さん、座席の改善を求む!


まず、出演者が上手い。さすがフルオーディションで選ばれし人たち。

舞台経験の浅さが見える人もいましたが、4/25(第一部)に観た時と5/3(第二部)を観た時では全然違っていて、若者の成長っぷりにオバちゃんびっくり。


観ながら色々と思考するのも面白い。

人種、宗教、職種、性的嗜好…などのマイノリティな人々を扱っているので、正直なところ理解できない部分もあるのだけれど。

(理解できない→受け入れられないという意味ではなく、己の感覚でリアルに捉えきれないの意)

それでも、観ながら自分自身の価値観を暴かれるような感覚があって、それが少し居心地が悪くて、少し気持ち良い(笑)

これが苦手な人は、観るのツラいかもしれないね。

けど、演劇好きな人なら見応えあるかと。


あと、意外と笑える。

夏希さんが演じる天使も、オレサマな感じで偉そうなんだけど妙に空回ってたり…

シリアスな話のはずなのに突拍子もない展開をしたり…飽きない。



脚本が書かれた当時の社会情勢は実感がないし(生まれてはいたけど)、その時にこの舞台を観たアメリカの人々の衝撃は想像もできない。

今を生きる日本人の私にとってはどうしても対岸を見ている感じになるのは否めず、それでも興味深い作品でした。


あと1回ずつ観るので、プログラムの解説をじっくり読んでから再度観劇するのが楽しみです。

(腰とお尻だけが心配😅)




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月組「応天の門」「Deep Sea」大千秋楽、配信で観る予定だったのですがチケットのご縁を頂いて、ありがたくも劇場で観ることが出来ました。


とても良い千秋楽でした。


お芝居の最初の方は皆さんちょっと固い?千秋楽を意識して緊張してる?とも感じたけれど、すぐに解けていきました。

れいこちゃん(月城かなと)はこの1週間ほどお疲れなのか台詞が滑ったり(本人比)間違ったり(私の知る限り1回だけですが)した時があって心配でしたけど、絶好調な滑舌に戻ってました。千秋楽ゆえの気力でしょうか。

うみちゃん(海乃美月)は喉の不調を感じました。前日マチネを観た時は気にならなかったので、ずっとぎりぎりのところで頑張ってたのかも。それでも上手くコントロールして千秋楽まで乗り切ったのはさすがでした。

ふたりともすぐに次公演のお稽古のようですが、少しでも体や喉をいたわる時間が取れますように。



お芝居でもショーでも、退団者への温かい拍手が起きて、ああ最後なんだなぁと胸が熱くなりました。

他にも文章生たちが「終わりだなぁ」と言っていたり、大楠てらくんに彩みちるちゃんと白河りりちゃんが抱きついてたりと、千秋楽ならではの別れを惜しむ小芝居がちょこちょこ。

ショーでは、れいこちゃんプレイボーイが取り巻きの娘役さんたち皆をワーッと呼び寄せたり、ゆいちゃん(結愛かれん)を抱きしめて離さなかったりしてました←ゆいちゃんを奪いに来たおだちん(風間柚乃)が焦ってたw


あまりアドリブをしない今の月組ですが、今回のショーでは東京公演が進むにつれ、れいこちゃんとおだちんがワチャワチャしだしたのでそれを観るのが楽しみのひとつでした。

千秋楽のプロローグ銀橋では、ふたりで両手をガシッと握り合って、無事に千秋楽まで来た喜びが溢れてましたね。


ふたりでジャンケンする場面では、いつもの設定通りに負けた(✋×✌)れいこちゃんがなんと再戦を要求!

結果おだちんがパー✋を出してしまい、おあいこ(✋×✋)に……そこはチョキ✌を出さなきゃダメだろ、とおだちんを攻めるれいこちゃんとパニクるおだちんw

れいこちゃんはその後、こめかみに指を当てて「うーん」と考え込んでたから、おだちんへのアドリブ特訓方法でも考えてたとか?(ナイナイ)



無事に終演した後は退団者7人のご挨拶。

私はれいこちゃんが組替えになってからの月組千秋楽は配信などでずっと観ていて、その度に退団される方に寂しい気持ちを抱いてきました。

が、今回は今まで以上にこみ上げるものがありました。


組長のるうさん(光月るう)はれいこちゃんがトップになって以来ずっと“うちのトップさん”と盛り立ててくれてました。芝居上手な人同士で、信頼しあってることがわかるるうさんとれいこちゃんの生きた台詞のやりとりが好きでした。

組替え後すぐの「ALL FOR ONE」でベルナルドの部下役だったからんちゃん(千海華蘭)は、それ以降もれいこちゃんとたくさんの役でお芝居をして楽しませてくれました。「ピガール狂騒曲」でのシャルルとロートレックのやりとりが好きだったなぁ。

ぎりぎり(朝霧真)はコロナ前の入り待ちで近くで見る機会が多く、めちゃくちゃカッコよくてファンに優しい姿に密かに見惚れてました😍


娘役さんの皆さんも大好きだしもちろん寂しいのですが、れいこちゃんを支えていたであろう男役さんたちが3人もいなくなるのは本当にキツイなぁ、と思います。

れいこちゃんも珍しくボロボロ泣いていました。あんなに泣くれいこちゃんを観たのはみやちゃん(美弥るりか)のムラ卒業の日以来な気がします。


でも、素直に泣くことが出来たれいこちゃんにホッとした部分もありました。

ゆうきちゃん(蘭世惠翔)に向けて「泣けて良かった」と言ってたれいこちゃんですが、あなたもね…と思ったファンも多いのではないかな。

退団者ひとりずつに声をかける様子も、ようやくトップとしての自信が付いて余裕が出てきたからかな、と思ったり。月組生としていることの違和感が無くなったのかな、と思ったり。

もちろん今後もトップの責任感と重圧が無くなることはないでしょうけど…


夏希さん(水夏希)が必ず、退団者ひとりひとりのエピソードとメッセージを言っていたことも思い出しました。

下級生にとっては嬉しいことですよね。

れいこちゃんも、組子みんなに目を配る素晴らしいトップさんになったのねぇ〜と感無量🥹

(一介のファンでしかないですが謎の親心wオタクあるあるw)



れいこちゃんが「月組は変わるわけじゃなく、退団者が残したものは月組のいろんなところに受け継がれ、続いていく」というようなことを言っていましたが、本当にそうだと思います。

るうさんが「私は背中を見せたので」と仰られましたけど、るうさんやからんちゃんの背中が見せたもの、他の退団者たちが残したエッセンスを吸収して続いていくこれからの月組がまた楽しみです。



とはいえ、今は放心状態ですよw

今作はかなり劇場に通ったので、2〜4月のスケジュール表がぎちぎちなのに、5月は白紙部分が多くて違和感が😅

あとお芝居が和物だったので、できるだけ着物で観劇するようにしてたのも特別感があって楽しかった。

次に着物で観劇するのは10月かな?江戸〜令和の東京ショーらしいし♪

あ、でももし楽屋待ちが復活したら、着物でスクワットはきついかも?!



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3日後に東京公演の千秋楽を迎える月組。

月担としては退団者への惜別の思いが募る日々なわけですが、そんな情緒なんて関係無いとばかりに次の大劇場公演の先行画像が出ました。

タカラヅカのスピード速すぎる😣


https://www.instagram.com/p/CrfevJ6PO8A/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 


あら〜

れいこちゃん(月城かなと)の軍服は一昔前の肩パッドがっつり男役を思い出すわね😅

うみちゃん(海乃美月)のヘアスタイルも同時代のバブリーな香り😅

いやたぶん時代考証した上での、当時の東ドイツの軍服と西ドイツのポップスターらしい格好なんでしょうけど。

アラフィフ的には妙な懐かしさw


まあ衣装については嫌いじゃないし、楽しそうなのも良いとして。

強気なうみちゃんとトホホなれいこちゃん、という構図がね、なんかまたですか?と思ったりなんかして。

似合うよ?似合うけどさ…

貴公子なれいこちゃんと儚げなうみちゃんとかも観たいと思うわけですよ。

ダルレークみたいな、さ。


兎にも角にも、れいこちゃん初の完全オリジナル(原作無し・再演じゃない)主演作なのでなんとか頼みますよ?ヨシマサー!

いえ、齋藤吉正先生!




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