●金華山の植物、動物 5-6

5ページ目からは金華山の植物と動物のページです。

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【ツブラジイ】
 ブナ科シイ属に属する常緑高木。関東地方南部以西から四国、九州及び朝鮮半島南部に自生している。
開花期は5月から6月。コジイ(小椎)とも呼ばれる。岐阜市の市の木となっている。古くは単に椎(しい)とよばれ、万葉集にも歌われている。
 昔の金華山はアカマツの森が広がっていたようです。森の中は今よりも明るく、金華山のアカマツは長良川の鵜飼いのかがり火用の材として使われたと言われています。
 アカマツが広がっていた金華山ですが江戸時代には天領、明治以降は官林・国有林として保護をされてきたためその他の山とは違い、一般の人たちの生活のための木の伐採が行われなかったため、森は自然に移り変わっていったと考えられています。ツブラジイは常緑広葉樹(1年中緑の葉をつける)で江戸時代から400年くらいの時をかけ現在の森へと移り変わりました。
 現在の金華山のような状態を極相林といいます。全国的に市街地に近い山で極相林の山が残っているのは非常に貴重なことです。


 

まずはベタですけど「ツブラジイ」年配の方によく聞くのは「戦時中、このツブラジイの実をよくおやつ代わりに食べた」とのこと。

おいしいかどうかは別としてツブラジイはタンニンが少なく生でも食べることができます。でもやっぱりどんぐり虫が怖いから炒って食べたほうがいいけどね。

 

金華山の名前の由来でツブラジイの花が金色に輝く山だから金華山という名前がついたという都市伝説がありますがこれは昭和に入って言われだした事で明確な間違いです。金華山のツブラジイは一番古い樹齢でも180年と江戸後期~明治初期から増え始めた木だと思われます。

すくなくとも江戸時代は赤松が主体の山だったようです。

その赤松は鵜飼いの篝火の薪にも利用されていたとも言われています。

 

6ページ目は金華山の動物の「ハヤブサ」。

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【ハヤブサ】
 河川、湖沼、海岸などに生息する。和名は「速い翼」が転じたと考えられている。
 食性は動物食で、主に1.8キログラム以下の鳥類を食べる。獲物は飛翔しながら後肢で捕えたり、水面に叩きつけて捕える。
 金華山では東坂ハイキングコースのビューポイントから谷1つ隔てた断崖に巣があり、年中観察することができます。

 ビューポイントには多くのカメラマンが陣取っている(3月) 

 

金華山には約700種の植物と60種の鳥が生息。金華山は植物、動物の特別保護・保安地区に指定され自然観察教育林に指定されています。


 

東坂ハイキングコースの8合目あたりにハヤブサのつがいが観察できるビュースポットがあります。

でも、肉眼では巣の様子は見ることができません。

あたりにはすごい望遠レンズでシャッターチャンスをねらっているアマチュアカメラマンが陣取っています。

 

私はいつもずうずうしく「のぞかせてもらっていいですか?」といって見ています。

 

金華山登山道マップ 7-8

記念すべき創刊号の金華山マップ。

基本の登山道はすべて網羅していますが水道山とかが結構スカスカです。

ここから毎号、毎号書き足されていきます。

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馬ノ背登山道 距離:1100m かかる時間:約40分

めい想の小径の旧伊奈場神社跡地から金華山北西側尾根を頂上に向かって直登する登道。
登山道の中で、もっとも険しい。ツブラジイ・アラカシが多く登るにつれてヒノキが多くなる。
土壌は岩盤で立木の根が露出し、その根によって登山道が保たれている箇所もある。

 

めい想の小径(水手道) 距離:2300m Uかかる時間:約60分

金華山ロープウエィ北側の登り口から金華山北側の斜面を緩やかに登る登山道。
金華山一大きいスギやヒノキにこの登山道で出会える。

 

百曲り登山道 距離:1100m かかる時間:約40分

禅林寺から金華山の西側の尾根を登る登山道。
尾根を登るため、道は比較的険しく傾斜も急である。
アラカシやヒノキなど見られる。

 

七曲り登山道 距離:1900m かかる時間:約60分

岐阜森林管理所から金華山の南西の尾根を登る登山道。
昔、城へ登る時はこの道を使ったと伝えられる。
砦の跡が多く見られる。

 

東坂ハイキングコース 距離:1100m かかる時間:約30分

岩戸公園から金華山の尾根を南東に登る登山道。
金華山特有の植生を楽しみながら登ると、岩場から南東の眺望を楽しめる。

 

鼻高ハイキングコース 距離:1500m かかる時間:約40分

大参道・大釜登山道から入り西山斜面を尾根づたいに登る登山道。ほとんどの箇所は緩やかである。大きな石積みは、昔の砦の跡だと思われる。
 


 

 

漫画 金華登65歳、登山道ピックアップ 9-10

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漫画 金華 登65歳(きんかのぼる65さい)

実はこの漫画、十何年前に中京テレビのワンセグデータ放送用に制作したのが始まりです。ワンセグ漫画のコーナーで10話ほど連載していました。そのサイトは今はないのですが、結構好評でそのまま金華山だよりに転載(笑)しました。

金華登という人物はもちろん実在しませんが、金華登さんのような人は金華山にたくさんいらっしゃいます。

 

定年退職して時間ができたため、毎朝登るという人です。

前にも書きましたが、岐阜の人だったら知り合いに一人や二人は金華山に毎日登る人がいるもんなんです。

お正月にお年玉をくれるときにしか見ない親戚のおじさんだったり、知り合いのお父さんだったり。

私も何人かいました。

今では逆に私がいないところでそう、ささやかれているかもしれないですけどね(笑)

 

金華登さんはそんな方々をモデルにしています。

とても礼儀ただしくて律儀で少し負けず嫌いで。

 

この回のお話しはほぼ実話のモデルがいます。

実際、馬の背登山道とめい想の小径の分岐には漫画のような看板があり、かつては「絶対無理」と本当に書いてありました。

でも、登ってみると分かりますが70歳代の元気な方々が多く登っていらっしゃいます。

みんな、自分は老人ではないけど何?って顔して登ってますよ!

あの看板はちょっとおおげさです。

 

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馬 ノ 背 登 山 道

登山道登り口:旧伊奈波神社から 
距離:約1100m かかる時間:約40分

 めい想の小径にある旧伊奈波神社跡地から金華山の北西の尾根を登る登山道。全登山道の中でもっとも険しい登山道です。
 登山ではツブラジイやアラカシが多く、登るにつれヒノキが多く見られます。尾根の上の土壌が不安定な場所では多くの箇所で岩が露出しています。また、その土壌が不安定なところに根を張る植物が多いため登山道周辺では、木の根が露出しているのが多く見られる。その木の根が天然の土どめとなり、登山者の足がかりになっています。


広告が時代を感じますね~。

そう、ちょうどこの創刊号が発行される1ヶ月前に東北大震災があったんです。

そして当時、CMが自粛されてACのコマーシャルばかりがながれていました。

金子みすゞさんの詩集を引用した「こだまでしょうか」や仁科亜季子・仁美親娘が、ガンの経験や推進を語る「大切なあなたへ」など

なかでも、あいさつと動物の掛詞キャラが登場する、唯一のアニメーション「あいさつの魔法」は一番多く流れていたのでは?

あまりにも多く流された為、数々の都市伝説が生まれた。

で、創刊号では広告がとれなかった為、不謹慎にもACの広告を載せてしまった!!これ、ダメなのかいいのか分からないけど(たぶんだめでしょう)だれにもつっこまれなかった。

 

11ページで再び金華登。

この話しも前半は実話で金華山はけっこうちょっと無理すればどんな格好でも登れちゃいます。

だから、他の山ではありえない格好な人を多く見かけます。

漫画の若者のような格好は全然フツーでスーツに革靴の男性もたまに見ますし、冬にブーツにコート着た女の子がめい想の小径登っていたのも見たことあります。

山頂までたどりつけばロープウェーの人たちと同化しちゃうんで分からないけど意外といろいろなファッションで登られる方が多いんです。

でも、それって金華山ならではのことでいいことだと思います!

漫画のように最悪、ロープウェーで降りればいいじゃん、ってのがあるからね~。

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 岐阜公園と金華山の山頂駅を約3分で結ぶロープウェー。
 眼下には自然林に覆われた金華山と長良川の自然美、岐阜市の街並みが一望できます。
 山頂駅付近には、リス村や売店、展望レストランも併設されています。
 金華山ロープウェー「山頂駅」から岐阜城へ向かう途中にある施設で、約100坪のオープンゲージの中に入り革手袋を着けて調教されたタイワンリスに餌をあげたりして遊べる。1965年(昭和40年)に開業した同施設が日本で最初のリス園。
 尚、金華山にいるリスは、ここから逃げ出し野生化したものではなく、1936年(昭和11年)に岐阜公園で行われた「躍進日本大博覧会」の会場から逃げ出したものである。その野生化したリスを捕まえ、調教したのがこのリス村のリスである。


 

 

 

金華山ギャラリー13-14

絵:稲葉源内

湊町より金華山を望む

上茶屋町より金華山を望む

本町角より金華山を望む

東材木町より金華山を望む

玉井町より金華山を望む

美江寺町より金華山を望む

 

稲葉源内さんのスケッチです。

どれも40年前の岐阜市の風景でとても貴重な絵ばかりです。

金華山の稜線はもちろん変わりませんがその前景である建物はほぼすべて大きく変わっています。

なかでも「美江寺町より金華山を望む」に描かれている『蚕糸会館』は今はありません。僕は、この建物好きだったけどな~。独特な形をしていて一目で見てわかるその会館は岐阜市役所庁舎を小さくしたようなデザインでR部分が一切無い渋い建物でした。

そして、今度、岐阜市役所の庁舎が壊されようとしています。

残念でなりません。

で、これから人口が減り市役所の仕事のほとんどがAIが出来るようになるというのに、とっても頭の悪そうな庁舎を建てようとしています。

だれか止めて~。

 

〔金華山情報読本〕 金華山だより 春号 Vol.01  平成23年4月15日発行 発行人・編集人/宮部賢二
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