5ページ目からは金華山の植物と動物のページです。
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【ツブラジイ】
ブナ科シイ属に属する常緑高木。関東地方南部以西から四国、九州及び朝鮮半島南部に自生している。
開花期は5月から6月。コジイ(小椎)とも呼ばれる。岐阜市の市の木となっている。古くは単に椎(しい)とよばれ、万葉集にも歌われている。
昔の金華山はアカマツの森が広がっていたようです。森の中は今よりも明るく、金華山のアカマツは長良川の鵜飼いのかがり火用の材として使われたと言われています。
アカマツが広がっていた金華山ですが江戸時代には天領、明治以降は官林・国有林として保護をされてきたためその他の山とは違い、一般の人たちの生活のための木の伐採が行われなかったため、森は自然に移り変わっていったと考えられています。ツブラジイは常緑広葉樹(1年中緑の葉をつける)で江戸時代から400年くらいの時をかけ現在の森へと移り変わりました。
現在の金華山のような状態を極相林といいます。全国的に市街地に近い山で極相林の山が残っているのは非常に貴重なことです。
まずはベタですけど「ツブラジイ」年配の方によく聞くのは「戦時中、このツブラジイの実をよくおやつ代わりに食べた」とのこと。
おいしいかどうかは別としてツブラジイはタンニンが少なく生でも食べることができます。でもやっぱりどんぐり虫が怖いから炒って食べたほうがいいけどね。
金華山の名前の由来でツブラジイの花が金色に輝く山だから金華山という名前がついたという都市伝説がありますがこれは昭和に入って言われだした事で明確な間違いです。金華山のツブラジイは一番古い樹齢でも180年と江戸後期~明治初期から増え始めた木だと思われます。
すくなくとも江戸時代は赤松が主体の山だったようです。
その赤松は鵜飼いの篝火の薪にも利用されていたとも言われています。
6ページ目は金華山の動物の「ハヤブサ」。
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【ハヤブサ】
河川、湖沼、海岸などに生息する。和名は「速い翼」が転じたと考えられている。
食性は動物食で、主に1.8キログラム以下の鳥類を食べる。獲物は飛翔しながら後肢で捕えたり、水面に叩きつけて捕える。
金華山では東坂ハイキングコースのビューポイントから谷1つ隔てた断崖に巣があり、年中観察することができます。
ビューポイントには多くのカメラマンが陣取っている(3月)
金華山には約700種の植物と60種の鳥が生息。金華山は植物、動物の特別保護・保安地区に指定され自然観察教育林に指定されています。
東坂ハイキングコースの8合目あたりにハヤブサのつがいが観察できるビュースポットがあります。
でも、肉眼では巣の様子は見ることができません。
あたりにはすごい望遠レンズでシャッターチャンスをねらっているアマチュアカメラマンが陣取っています。
私はいつもずうずうしく「のぞかせてもらっていいですか?」といって見ています。
記念すべき創刊号の金華山マップ。
基本の登山道はすべて網羅していますが水道山とかが結構スカスカです。
ここから毎号、毎号書き足されていきます。
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馬ノ背登山道 距離:1100m かかる時間:約40分
めい想の小径の旧伊奈場神社跡地から金華山北西側尾根を頂上に向かって直登する登道。
登山道の中で、もっとも険しい。ツブラジイ・アラカシが多く登るにつれてヒノキが多くなる。
土壌は岩盤で立木の根が露出し、その根によって登山道が保たれている箇所もある。
めい想の小径(水手道) 距離:2300m Uかかる時間:約60分
金華山ロープウエィ北側の登り口から金華山北側の斜面を緩やかに登る登山道。
金華山一大きいスギやヒノキにこの登山道で出会える。
百曲り登山道 距離:1100m かかる時間:約40分
禅林寺から金華山の西側の尾根を登る登山道。
尾根を登るため、道は比較的険しく傾斜も急である。
アラカシやヒノキなど見られる。
七曲り登山道 距離:1900m かかる時間:約60分
岐阜森林管理所から金華山の南西の尾根を登る登山道。
昔、城へ登る時はこの道を使ったと伝えられる。
砦の跡が多く見られる。
東坂ハイキングコース 距離:1100m かかる時間:約30分
岩戸公園から金華山の尾根を南東に登る登山道。
金華山特有の植生を楽しみながら登ると、岩場から南東の眺望を楽しめる。
鼻高ハイキングコース 距離:1500m かかる時間:約40分
大参道・大釜登山道から入り西山斜面を尾根づたいに登る登山道。ほとんどの箇所は緩やかである。大きな石積みは、昔の砦の跡だと思われる。



