2月から何かと忙しくてやっとひと段落しましたので

いまさらながら2月24日に行われました

春おんぱくのご報告をしたいと思います。

 

プログラム名は
金華山頂に湧き出でた『金華鉱泉』謎解きトレッキング

という香ばしいプログラムです。
(内緒ですがトレッキングってどんな意味か辞書でしらべました)
おかげさまで定員を超える14名ほどの方々が
参加していただけました。
 
なんか、偉い人たちが妙に多いのが気になる…。
こんな怪しいプログラムに皆さん、
何を期待しちゃったんでしょうか(笑)!
僕も少々ビビりつつスタート!
 
全員軽く自己紹介の後
まず、向かったのは
金華鉱泉が湧き出たと思われる古井戸!
サファリ帽に全身、アースカラーの
浮いたおっさんが僕です。
 
100年前ここを浚渫したら水が湧き出て
その水を使ってお茶をたてたところ
色が黒く変色してしまった!
 
ってことを説明しています。
 
そして次に向かったのはなんと、馬の背登山道!
馬の背は下りは危険なので避けた方がいいんです。
しかし、今回あえて下りだけにしました。
そうそう、そもそも、このプログラム集合が頂上なんです。
ありえん。
 
充分に注意しながらゆっくりと下って行きます。
そして、通常スルーしてしまうところで
足を止めます。
位置的には8合目あたりです。
 
そして、もったいぶってある場所を
案内します。
通常は行ってはいけない場所に
今日は堂々といけるんです!
なんといっても

入林許可証があるのだ!

どうだ!
どーん。
これがウラキンカザンダヨリで公開された

信長隠し脱出岩窟、
「山上巨大隠れ岩窟」だ!

みんな興味津々。
金華山よく登る人でもあまり知られていないこの岩窟
何のために掘られたのかいまだに謎。
 
で、この岩窟しっている人でもさらに奥に穴があることを
知らない…。
それをこっそり公開。
謎だ。
 
再度、危険な道を無言で下りつつ。

↑秘密の天空厠を道草し、
さらに下る
 
突如現れる黒いパイプ
パイプを見てなぜか
はしゃぐ案内人(笑)
このパイプは、麓から山頂まで飲料水を汲み上げている。
山頂のタンクは山頂の古井戸のすぐ上部にあり、
金華鉱泉の鉄パイプもおそらく同じ経路を
たどったのではと、推理する。
 
馬の背でもっとも険しい場所
 
丸山につき
旧、伊奈波神社跡と説明すると思いきや
看板が怪しいと言い出す案内人。
 
実は、この場所、昭和初期まで金毘羅神社がありました。
複数の古地図には確かに伊奈波神社跡ではなく、
金毘羅宮とある。
実はこの金毘羅宮、今の岐阜公園にあった中教院にありました。
明治の終わりにその中教院が引っ越すことになり、
金毘羅宮は丸山に遷宮されました。
詳しくはこちらをご覧ください。
でも、この看板にはそのことが一切、記されていない!
と看板をディスる案内人。
看板をよく見ると『丸山神社』という記載の部分だけ
書き換えられているような!
今、ホットな財務省ばりの書き換えかもです。
 
そして、丸山の奥に進むと
珍しい、河川三角点があります。
 
そしていよいよ
金華鉱泉の謎に迫ります!!
これ、道?ってところをすたすたと
侵入していきます。
道、というかケモノミチというか…。
みな半信半疑に進みます。
少し開けたところに出ると
なんと、石垣があります。
そしてその先を辿ると…。

どーん!
寂れた石段が!
これを見た参加者達は
古道だったことに納得~。
 
案内人の信頼回復。
 
このあたりは、
ちょっと昔の遺跡がみつかります。
 
一リットルビン~!30円で換金してくれました♪
ふぁんた~!
 
ただのゴミですが
掃除などと野暮なこと言わず
昭和の貝塚と思って
そのままにしておきましょう(笑)
 
そしてしばらく進むと
へんなのがありました。
中に長い棒を突っ込んでみるとかなり深く、
2mほどはあるようです。
おそらく古井戸では?と推理します。
ここはかつて金華鉱泉があった場所
へつながる沢の少し上流です。
はは~ん。
山頂の鉱泉が枯れて、ここから井戸水を
引いていたのでは…。とまたまた推理。
 
そしてさらに下っていくと
 
そこにあったものは、
鉄管!!!!
これを見て参加者全員
「うおーーっ」
と唸り声が上がる。
これが、金華鉱泉の唯一の遺跡!
かつてはこの鉄管が山頂まであったと頑なに信じたい。
まず、間違いない!うん!
 
そしてさらに下ると開けた場所に。
ここは岐阜護国神社の側面。
少々、罰当たりな場所を横切り境内を散策。
実は、前日宮司さんに一言いってあるの大丈夫なんです。
一応、大人ですから。
この場所は金華鉱泉があった頃より
数メートル嵩上げしてあります。
それがよく分かる場所が社殿のすぐ裏に
あるこの窪み。
この窪み、掘られているのではなく
回りが盛り土されているんです。
 
その後、金華鉱泉の写真がどの方向から撮られているかを
推理しつつ、岐阜公園へ向かいます。
 
突然、案内人がまたまた道がない草むらを
降りていく。
と、そこには、
ひっそりと石碑が建っています。
 
なんとこんなところに丸山で話していた、
金毘羅神社の参道石碑があるではないですか!
かつては、ここから、金毘羅さんへお参りにいったんですね。
 
もう、ここまでくると参加者もみな、なめまわすように石碑を観察。
 
そして、一行は岐阜公園の無料休憩所へ。
そこにはブロンズ製のりっぱな金華山のジオラマがあります。
かわいい小学生が先客で休憩していましたが
お構いなしに今日の説明を始めるKY案内人。
小学生たちも思わず聞き入ってしまう今日のまとめを話しました。
最後になぜかパンダプールの話などもして
異様な盛り上がりをみせ、ついつい時間超過してしまいました。
参加者の方々からも温かい一言もいただきました。
 
休憩所を閉鎖しようとする係りの人に急かされ
長丁場のプログラムが終了しました。
 
ホントありがとうございました~!そしてお疲れさまでした!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

金華山だより冬号VOL.27 めいそうノこみち


1-2●目次、めいそうノこみち

---本文---

めいそうノ こみち

最近の青少年には、思案に更ける習慣がなくなった。おとなも静かに物事を考える時間や環境がない。
手近なところに静けさが欲しい。歩き、そして思案する。
歩き、そして瞑想する。
考えないで、心をむなしくして歩くのもいい。
『ひとり歩いているときほど豊かに考え、豊かに存在し、豊かに生き、豊かに自分自身であることはない。歩くことは、思想を活気ずけ、生き生きとさせる何ものかをもっている』
とルソーが言った、そういうふうに歩けるこみち。
落ち葉を踏んで歩くと、ピシッピシッと音がする。都会の真ん中にありながら一切の騒音を寄せ付けない。実に静かで、美しい。
10頁に続く
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目次
山頂で会いました!    3-4
金華山の植物    5
金華山の動物    6
登山道マップ    7-8
連載漫画 金華登65歳    9
めいそうノこみち    10
連載漫画 お城ロボ    11
金華山謎備忘録その一    12
瞑想の小径~世界の名言    13-14
金華山info    15
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3-4●山頂で会いました!

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今回は金華山岐阜城前で取材しました!
平日の朝でしたがとっても
いい天気で常連の方々や遠くからいらっしゃった方と楽しく
おしゃべりできました!
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5-6●金華山の植物 金華山の動物

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【ロウバイ】 蝋梅  臘梅Chimonanthus praecox
〔ロウバイ科・ ロウバイ属〕
 まるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木。   開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。 中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。 江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲き香りがよいことで、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
 金華山には自生していませんが峰続きの水道山の南麓にある梅林公園のロウバイは有名です。毎年真冬に甘く優しい香りを漂わせ、満開の黄色い花を咲かせています。
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【エナガ】柄長 Aegithalos caudatus
〔スズメ目エナガ科エナガ属〕
 くちばしと首が短く、丸っこい体から伸びる長い尾羽。目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっていて、翼と尾も黒い色をしています。「エナガ」の地鳴きは『ジュリリ』『チュリリ』と濁った声を出します。さえずりは高い声で『チー』と鳴きます。
 長いしっぽが「ひしゃく」の柄に例えられて名前がつきました。 江戸時代には「エナガヒシャク(柄長柄杓)」「エビシャク(柄柄杓)」「オナガヒシャク(尾長柄杓)」とも呼ばれていました。
 留鳥であるエナガは冬の金華山のそこかしこで見ることができます。
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7-8●金華山登山道マップ