SIDE BY SIDE INTERNATIONAL | ☆GRAPHIS OFFICIAL BLOG☆

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学生医療支援NGO~GRAPHIS~ メンバーの活動ブログ。
学生の力で新たなボランティアカルチャーを発信していきます!!

こんにちは!17期代表のしゅういちです!

17期のオンラインスタツアの一環として、医療機器をカンボジアに寄贈する際にGRAPHISが毎回お世話になっている“SIDE BY SIDE INTERNATIONAL“の明子さんからとZOOMでお話させていただく機会をいただき、カンボジアへの医療支援において前線で活躍されている明子さんの貴重な経験をもとにしたお話を伺ったので、今回は皆さんに共有したいと思います。


明子さんと歴代GRAPHISの関係の深さもあって、15期・16期のお話や歴代GRAPHISの資料やFace Bookの投稿などを通して『明子さん』という存在は僕たち17期・18期も周知していましたが、僕たちが実際にお会いしたこともお話したことがなかったので、このオンラインスタツアの機会に実際にお話することができ、自分の印象よりももっと陽気で気さくな方だと知れて嬉しかったです。


まず最初に、明子さんが代表を務めてらっしゃる“SIDE BY SIDE INTERNATINAL“の活動内容を紹介していただきました。

“SIDE BY SIDE INTERNATIONAL“の歴史や活動理念やこれまでの具体的な活動内容を改めて知ることができ、医療支援を目的とする学生団体、またその代表として、医療支援とは何か、何が大事で意識しないといけないか、どういった課題があるか、それをどうカバーしていくのかなどといったことを再認識させられ、今後の17期主導で進めていくプロジェクトを考え実行していく上でとても良い機会となりました。またカンボジアの医療の現状に関連して、カンボジアにおいて多い事故、その要因や救急医療の課題など具体的な内容を分析的にわかりやすく説明していただいて、とても勉強になりました。カンボジアの子供死因の25%以上が水難事故によるもので、そもそも泳げない人が多かったり、誤った蘇生法を実施して救命できないという現実を知って医療教育の重要性を痛感しました。

さらにこれに関連して“SIDE BY SIDE INTERNATIONAL“は救急隊⇨ERICU・治療⇨リハビリという命を守るネットワークを提案しており、その実例をたくさん紹介していただいて理論、成功例の両方を鑑みても納得できるもので、改めて“SIDE BY SIDE INTERNATIONAL“の偉大さを思い知らされました。特にネットワークの最後のうちリハビリという部分は忘れがちになってしまいますが、実際に患者さんが回復して日常生活に復帰されるときに最も重要なケアであるので、ただ困ってる人を支援して終わりではなく、その後の日常生活の復帰まで寄り添うという点で一方的な支援でなく持続可能な支援に近いもので感銘を受け、ぜひ参考にしたいものです。


そして最後に、スタツアの真の目標とは『支援する側の自分たちがカンボジアの人々に何かを教えるのではなく、逆に支援する側の自分たちが支えれていることや学ぶことが多くあることに気づくこと』というお言葉をいただきました。実際に今回の夏のスタツアは現地に行くことが叶わずオンラインでの開催となりカンボジアの人々と実際に交流する機会はありませんでしたが、これまでの自身のGRAPHISの活動を振り返った際に、今回お話を伺った明子さんをはじめ、留学生交流会のカンボジアの留学生の方々、サーマキープロジェクトでお世話になっているくっくま孤児院の子供たち、代表の森さん、オンラインスタツアで訪れた孤児院の子供たち、公衆衛生講習会で正しい歯磨きと手洗いの仕方を伝えたカンボジアの小学生、GRAPHISが支援を実施させて頂いたそれぞれの人々から支援をしたもの以上の僕たち自身が学ぶことがたくさんありました。この意識を忘れず、今回伺ったお話を活かして今後僕たちの集大成となる17期プロジェクトを実りあるものとしていくつもりです。


最後までお読みくださってありがとうございました。