最後のスタツアが終わっちゃったよ | ☆GRAPHIS OFFICIAL BLOG☆

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学生医療支援NGO~GRAPHIS~ メンバーの活動ブログ。
学生の力で新たなボランティアカルチャーを発信していきます!!

 

11期のたんげです🙋!

 

先月29日、12日間のスタディツアーを終え、

無事メンバー全員が日本に帰ってきました✈️💞

 

 

今回私は4度目にしてついにラストのスタツアだったんですが、

このスタツアでの私の中でのビッグイベントはやっぱり

GRAPHISの支援で建設した水道の完成を見に行くことでした。

 

GRAPHISは近年ずっと衛生指導という形で

支援を続けているのですが、

その中で 「やりたくてもできないんです」 って

言われたことがあったんです。

 

ていうのは、

例えばGRAPHISが手洗いや歯磨きを教えたとしても、

それをするためのきれいな水が本当に現地にあるのか?

毎日継続できる環境が整っているのか?

毎日当たり前にきれいな水が手に入る環境にいる私たちと

同じ目線で考えちゃいけないんだって気づきました。

 

衛生指導を始める小学校にはまず環境を与えるところから!

ということで、イベントで皆さんからいただいたお金を寄付し、

これから新しく衛生指導を進めていくBeng小学校で

水道建設を進めてもらっていました🙌

 

その完成を直接見に行ってきました!

 

 

 

しっかりとした水道が無事完成していました😢💓

嬉しかったなあ〜〜〜〜!

 

 

ペイントもさせてもらいました✏️💕

 

併せて手洗いや歯磨きについての指導も行ってきたので、

この水道を使ってこれから小学校の子供達に

良い衛生習慣がついていってくれたら嬉しいなあと思います。

ここからは12期代にバトンタッチです🌟

 

 

 

 

そして話はがらっと変わりますが、

ここからは私がこのスタツアで

気付けたことについて書こうと思います。

 

 

「考える支援」

 

これは今GRAPHISが支援をする上で大切にしていることです。

現地から言われたことをただやるだけではなく、

自分たちの目で見て今現地に何が必要かを考えていこうっていう

支援の形です。

 

 

実は1年間代表として活動してきて、

支援について本気で考え続けてきて、

考える支援に疑問を抱いてしまうことがありました。

考える支援って結局、

GRAPHIS側の自己満足になってしまっているんじゃないかな?って。

 

本当に現地の人のためにって思うなら、

欲しいって言われたものプレゼントして、

やって欲しいって言われたことやれば、

それが一番現地の人たちに喜んでもらえるんじゃないかな?って

思ってしまったんです。

”現地の人たちのため” ってなんだろうって

本気で悩んでしまった時期がありました。

 

 

そんなことを先輩に相談すると、こんなことを言われました。

 

「自分も昔はそう思ってた。

でも活動する中で、整った環境にいる自分たちだからこそ

気付けることがあるってことに気づいたんだよね。

例えばGRAPHISは昔救急車支援をしてて、

それによって命を救われた人もいる。

結果的に救急車ってカンボジアにとって大切なものだったけど、

もともとそのシステムがなかった現地の人が

救急車が必要って気付くかな?」

 

これを聞いてものすごく納得して、

それまでの悩みが一気に軽くなりました。

 

 

今回のスタツアでそれを強く実感することがありました。

初めて行った小学校で、

 

「今必要なものって何かありますか?」

 

という質問を校長先生に投げかけました。

すると一番最初に

 

「パソコンとプリンター」

 

という答えが返ってきました。

 

この小学校は教室数が足りず、

雨が降ると授業ができなくなる学年が出てきたり、

衛生面から見ても、

話を聞いてみると虫歯が痛いと訴える生徒がいたりと、

優先的に取り組まなきゃいけない問題が

たくさんあるのにもかかわらず、

一番最初に出てきた欲しいものは

「パソコンとプリンター」だったんです。

理由はプリントとか作るのが大変だからだそうです。

 

もちろんあったら便利なものかもしれない。

でも他にもっと優先的に必要なものってあるよね

って思いました。

 

これを聞いた時、言われたことをただやるだけじゃない、

私たちがちゃんと目で見て

今何をするべきか考えることの大切さを実感したんです。

必ずしも相手の目線だけで考えるだけでなく、

整った環境で生活する私たちの目線から今何が一番大切か、

今一番最初に取り組むべきことは何なのかを

見きわめることも必要だって身をもって感じました。

 

 

 

支援の形に正解も間違いもないけど、

今までたくさん悩んできたことには

意味があったのかなあと思えました☺️

 

私はGRAPHISで2年ちょっと活動してきて、

もう4度目になるスタツアだったんですが、

自分にとっては全てを清算できた

最後に相応しいスタツアになったんじゃないかと思います💭💓

 

 

 

最後になってしまいましたが、

GRAPHISの支援活動、そしてスタツアは

たくさんの人たちのご協力のもとに成り立っています。

 

毎回スタツアのすべてのサポートをしてくださる

佐々木明子さんを始め、

ルムドア島衛生プロジェクトを一緒に進めさせてくださった

サイドバイサイドインターナショナルのスタッフの皆さん。

 

 

Beng小学校への水道建設のため連絡を取ってくださった

JVC現地スタッフの皆さん。

実際に現地に行って事細かに状況を伝えてくださったSueさん。

 

本当にたくさんの方々にお世話になって

支援を続けることができています。

本当にありがとうございます。

感謝の気持ちを忘れずに、

GRAPHISはこれからも活動していきます!

 

 

 

またまた恐ろしくなっがーーいブログになってしまいました😂

 

なんとも読んでて疲れそうな、、、(笑)

読んでくださった方ありがとうございました🙊💗