救命救急講習 | ☆GRAPHIS OFFICIAL BLOG☆

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学生医療支援NGO~GRAPHIS~ メンバーの活動ブログ。
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こんにちは!
11期のななみです!



私たちは昨日、国立病院であるカルメット病院と、プノンペン郊外にある孤児院で、救命救急の講習会に参加してきました!




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その講習会を開いているのは、何度かブログでも出てきている、現地で私たちの活動に協力してくれているNPO法人団体、SBSI(サイドバイサイドインターナショナル)です。







今までは私たちの支援先であったルムドア島の支援に協力してくださっていたのですが、また新しく違うプロジェクトを行っているということで、スタツアのこの機会に見学にお邪魔させていただきました(^O^)










交通量の多いカンボジアでは今、多くの交通事故が発生しており、1日平均約5人が命を落としています。







その死亡率の高さの原因の一つとして、事故が起こった際の応急手当が普及していないということがあります。






日本でもし交通事故が起こったら、目の前で倒れている人がいたら、皆さんはどうしますか?




きっと救急車を呼んだり、止血をしたり、心肺蘇生を試みたり、できることはいくつかあると思います。








カンボジアではどうでしょうか。






カンボジアで交通事故が起こった時、多くの場合ほとんどなんの処置もされないそうです。








カンボジアにも、救急車制度はありますが、その数は多くはなく、田舎のほうに行くには時間がかかります。




酷い時には、救急車とは名ばかりのなんの設備のない車に放り込まれ、処置もろくに受けることができないまま、多額の医療費などを請求されることもあるそうです。








周りの人も、もし人が傷を負っていても、流血していても、野次馬が増えるばかりで、止血をする人すら出てこないケースが多く発生している、というのが今の現状です。










じゃあ、どうして処置をしないのか。





それは、どうしたらいいのか知らないから。









カンボジアでは、現地の医者でさえ、救命救急の方法をあまり知らない人が多いそうです。




そんな現状を抱えるカンボジアの首都、プノンペンにあるカルメット病院に集まった医学生たちは、そういう知識を知りたい、と、今回講習会に集まってくれました。





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みんなメモをとったりしながら真剣に先生の講話を聞いていたり、質問も積極的に出ていて、本当に現地で必要とされているということを感じました。





また、孤児院でも講習会を行った時は、小学生くらいの子から私たちと同年代くらいの人たちが、医療の知識は何もなくても、実習などに取り組んでいました。




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恥ずかしがりながらもみんな心肺蘇生法や止血などの実習に参加してくれていて、もしそういう場に直面したら、勇気を出して応急処置などに取り組んでもらえればなとおもいました。




事故が起こった時、誰かが負傷した時、そのプロセスがいかに大切かを、感じてもらえていたら嬉しいです。







また、こうして救命救急講習を行っていくことで、多くの現地の若者が、現地の人を助けることができる、そんな環境が作られればいいなと思いました!